Dec 03, 2025
東京の初詣を屋台で楽しむ!おすすめスポットとお参りのポイント
年のはじまりに心を新たにできる初詣。せっかくならお参りだけでなく、屋台も楽しみたいですよね。実は東京には初詣の参拝後に屋台グルメを満喫できるスポットがたくさんあります。香ばしいたこ焼きや甘いりんご飴、あつあつの甘酒を楽しめば、寒さも忘れて心も体もぽかぽかに。
この記事では、屋台が充実した東京の初詣スポットを厳選して紹介します。おいしいグルメとともに新年の願いを込めて、幸先の良い1年をスタートさせましょう。
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そもそも初詣とは?由来と参拝の大切さ

初詣とは1年のはじまりに神社やお寺へお参りし、その年の幸せや健康、願いごとの成就を祈る日本の伝統行事です。もともとは「年籠り(としごもり)」と呼ばれる風習が起源とされています。年籠りとは家の代表者が大晦日から元日にかけて氏神様のもとに籠り、一晩中祈りを捧げるというものでした。時代とともに年籠りの習わしが変化し、元日にお参りする「元日詣」だけが残って、現在の初詣の形になったといわれています。
初詣は一般的に元日から三が日までに行く人が多いですが、松の内(関東では1月7日、関西では1月15日)までに参拝すればよいとされています。ただし、初詣とはその年最初のお参りを指すため「いつまでに行かなければならない」という決まりはありません。混雑を避けたい方は、自分のスケジュールに合わせてゆっくり参拝するのもおすすめです。新しい年のはじまりに神様へ感謝と抱負を伝えることで、気持ちも清らかに1年をスタートできるでしょう。
【東京】屋台が充実!初詣におすすめの神社・お寺
東京には、初詣でお参りをしたあとに屋台を楽しめる神社やお寺が数多くあります。お参りの厳かな雰囲気と、屋台のにぎやかさを同時に味わえるのが初詣屋台の魅力です。ここでは、屋台が充実している東京の初詣スポットを紹介します。
【明治神宮】参拝者数No.1の名所で多彩な屋台を満喫

東京都渋谷区に位置する明治神宮は、毎年日本一の初詣参拝者数を誇る人気スポットです。明治神宮は1920年に創建され、明治天皇と昭憲皇太后を祀る格式高い神社として知られています。参道を歩くと、都会の真ん中とは思えないほどの静寂と緑に包まれ、心が自然と引き締まるような感覚に。恋愛成就や良縁祈願、家内安全など多彩なご利益があるとされているため、幅広い世代の参拝客が訪れます。
明治神宮の屋台は例年「ふれあい広場」周辺に立ち並び、三が日を中心に成人の日頃まで営業しています。焼きそばやお好み焼き、甘酒、お雑煮など定番グルメはもちろん、東京の人気飲食店が期間限定で出店する屋台もあり、グルメ目的で訪れる人も少なくありません。明治神宮は他の神社やお寺と比べても長期間屋台が出ているため、混雑を避けながらゆっくり初詣とグルメを楽しみたい方にもぴったりのスポットです。
| 参拝者数 | 約380万人 |
| ご利益 | 商売繁盛・厄除け・開運・家内安全 など |
| 屋台情報 | 12月31日20:00~1月1日19:00、1月2・3日朝〜18:00
※成人の日頃まで出店する屋台もあり |
| 参拝時間 | 12月31日6:40〜1月1日18:30、1月2・3日6:40〜18:00、1月4日6:40〜17:30、1月5日以降6:40〜16:20 |
(※2025年情報)
【浅草寺】下町情緒あふれる屋台と東京屈指の賑わい

浅草の象徴ともいえる浅草寺は、東京で最も古い寺院の一つです。浅草寺のご本尊は「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」で、開運・商売繁盛・縁結びなど多彩なご利益があるとして多くの人に親しまれています。

浅草寺の初詣には毎年280万人以上が訪れ、東京屈指の賑わいです。屋台は1月5日頃まで仲見世通りや境内に約200店が立ち並び、たこ焼きや甘酒、ベビーカステラなどが楽しめます。食べ歩きは禁止ですが、屋台の香りと人々の熱気に包まれた浅草寺の初詣は、まさに「東京の正月」を象徴する光景です。下町情緒あふれる風景の中で、初詣とともに屋台の味を満喫しましょう。1月2日・3日の早朝や、1月4日以降の午前中は比較的空いているとされており、混雑を避けてゆっくり参拝したい人におすすめです。
| 参拝者数 | 約280万人 |
| ご利益 | 商売繁盛・縁結び・学業成就・厄除け など |
| 屋台情報 | 12月31日22:00〜1月1日19:00、1月2・3日9:30〜18:00、1月4日以降11:00〜17:00
※1月5日頃まで |
| 参拝時間 | 12月31日6:30〜19:00、1月1日0:00〜20:00、1月2・3日6:30〜20:00、1月4日以降6:30〜17:00 |
(※2025年情報)
【湯島天満宮】学問の神様&屋台グルメが集結

文京区にある湯島天満宮は、「学問の神様」として知られる菅原道真公を祀る東京の初詣スポットです。受験生やその家族が合格祈願に訪れるほか、資格試験や転職成就を願う社会人にも人気があります。
湯島天満宮の初詣の屋台は例年12月31日深夜から始まり1月8日頃までです。屋台の営業期間は年によって異なるため、公式サイトを確認しましょう。屋台では焼きそばやたこ焼き、チョコバナナなど定番の屋台グルメに加え、「合格まんじゅう」や「合格甘酒」など、湯島天満宮ならではの縁起スイーツも登場します。元旦は特に混雑するため、2日・3日の早朝や4日以降の参拝がおすすめです。合格祈願とともに、屋台グルメで気分を上げて新年をスタートしましょう。
| 参拝者数 | 約20〜35万人 |
| ご利益 | 学業成就・合格祈願・縁結び・病気平癒・仕事運向上 など |
| 屋台情報 | 12月31日深夜〜1月1日21:00、1月2・3日10:00〜20:30、1月4日以降10:00〜19:00
※1月8日頃まで |
| 参拝時間 | 12月31日8:30〜21:00、1月1日0:00〜21:00、1月2・3日8:00〜21:00、1月4以降 8:00〜20:00 |
(※2025年情報)
【西新井大師】厄除け祈願と露店の多さが魅力の人気寺院

足立区にある西新井大師は、川崎大師・佐野厄除大師と並ぶ「関東厄除け三大師」の一つです。厄除け祈願の名所として知られ、毎年多くの初詣客で賑わいます。お寺ならではの厳かな雰囲気と、露店の活気が共存する境内は、家族連れやカップルにも人気です。

西新井大師の初詣の屋台は例年、12月31日の夜から1月5日頃まで営業しています。境内のいたるところに焼きそばや牛タン串、わたあめ、草団子などの定番グルメのほか、縁起物を扱う屋台や射的・くじ引きなども並び、まるでお祭りのような賑わいに。大晦日や元旦は混雑によりゆっくり座って屋台グルメを楽しめるスペースは少ないため、1月2日以降に訪れるのがおすすめです。
| 参拝者数 | 約60万人 |
| ご利益 | 厄除け・開運・商売繁盛 など |
| 屋台情報 | 参拝時間に合わせて営業
※1月5日頃まで |
| 参拝時間 | (本堂)12月31日8:00〜15:00、1月1日0:00〜22:00、1月2・3日8:00〜22:00、1月4日以降8:00〜21:00 |
(※2025年情報)
【大國魂神社】屋台と厄除け祈願が楽しめる初詣スポット

府中市にある大國魂神社は、東京五社のひとつに数えられる由緒ある神社で、毎年約50万人が訪れる人気の初詣スポットです。大國魂神社は古くから厄除けや縁結び、商売繁盛など多彩なご利益で知られ、樹齢千年を超える大イチョウや鶴石・亀石など、強力なパワースポットが点在しています。元旦0時には「初太鼓打初式」が行われ、裃姿の崇敬者が太鼓を打ち鳴らし、無病息災を祈願する厳かな儀式が見どころです。

大國魂神社の屋台は例年12月31日の夜から1月8日頃まで出店しています。境内や参道沿いには約50店舗が立ち並び、焼きそばやたこ焼き、甘酒、ベビーカステラなど定番グルメを味わえます。三が日は大混雑しますが、1月4日以降や夕方以降であれば比較的ゆったり参拝可能です。
| 参拝者数 | 約50万人 |
| ご利益 | 厄除け・縁結び・商売繁盛・交通安全 など |
| 屋台情報 | 参拝時間に合わせて営業
※1月8日頃まで |
| 参拝時間 | 12月31日6:30〜1月1日21:00、1月2日6:30〜20:00、1月3日6:30〜19:00、1月4日以降6:30〜17:00 |
(※2025年情報)
【神田明神】縁起物と屋台を満喫できる人気スポット

東京の千代田区にある神田明神は、約1300年の歴史をもつ江戸の総鎮守です。徳川家康が関ヶ原の戦いの前に戦勝祈願を行ったことでも知られ、現在も勝運や商売繁盛、縁結び、除災招福などのご利益を求めて多くの人が訪れます。アニメ『ラブライブ!』の舞台としても知られ、ファンの聖地巡礼スポットとしても人気です。

神田明神は毎年約30万人以上が参拝する都内屈指の初詣スポットで、仕事始めの時期まで賑わいが続きます。屋台の営業時間は例年参道を中心に午前中から21時頃まで。たこ焼きやおでん、じゃがバターなど定番グルメが並び、寒い冬でも活気にあふれています。屋台ではありませんが名物の「神社声援(ジンジャーエール)」も人気です。神田明神は24時間参拝できるので、混雑を避けたい場合は1月2日以降の早朝や夜間であれば比較的落ち着いて参拝できます。
| 参拝者数 | 約30万人 |
| ご利益 | 商売繁盛・縁結び・勝運・厄除け・除災招福 など |
| 屋台情報 | 午前中〜21:00
※4日以降は徐々に減少 |
| 参拝時間 | 24時間参拝可能
※お守り・お札などを買いたい場合は紙札授与時間をご確認ください。 |
(※2025年情報)
【高幡不動尊金剛寺】多摩エリアで屋台も賑わう人気初詣スポット

日野市にある高幡不動尊金剛寺は、関東三大不動の一つで、厄除けや交通安全、商売繁盛、必勝祈願など幅広いご利益があることで知られています。大晦日には除夜の鐘供養、元日や2・3日には元朝祈願大護摩修行が行われ、毎年約32万人が参拝に訪れる多摩エリア屈指の初詣スポットです。仁王門から高幡不動駅まで行列ができるほどの賑わいで、まさに新年の活気を感じられる場所です。
高幡不動尊金剛寺の屋台は例年1月9日頃まで出店しています。出店数は約100店舗と規模が大きく、じゃがバターや焼きそば、鮎の塩焼き、たい焼きなど多彩なグルメが並びます。初詣期間中は飲食用のテーブル席は設けられませんが、食べ歩き気分で楽しんでみてください。なお高幡不動尊金剛寺では境内での食べ歩きは禁止されています。混雑を避けたい方は1月1日の早朝(5〜9時)や1月4日以降の参拝がおすすめです。
| 参拝者数 | 約32万人 |
| ご利益 | 厄除け・交通安全・商売繁盛・必勝祈願 など |
| 屋台情報 | 12月31日16:00〜19:00・23時〜、1月1日00:00〜5:00・7:00〜19:00、1月2日6:00〜19:00、1月3日以降7:00〜19:00
※1月9日頃まで |
| 参拝時間 | 12月31日9:00〜24:00、1月1日0:00〜19:00、1月2・3日6:00〜18:00、1月4日以降7:30〜17:00 |
(※2025年情報)
屋台の楽しさも満喫しながら素敵な1年をスタートしよう

初詣は新しい1年のはじまりに心を整える大切な行事です。初詣の参拝を終えたあとは、屋台のグルメやあたたかい甘酒を味わいながら、にぎやかな正月気分を満喫しましょう。東京の神社やお寺には、厳かな雰囲気と屋台の楽しさが共存しています。ぜひお気に入りの初詣スポットを見つけ、幸先の良い1年をスタートさせてくださいね。
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あまち
2022年よりフリーランスとして活動中のWebライター。現在は2児の母として育児と仕事を両立に奮闘中。趣味は家族とのレジャーや、カフェで過ごすひととき。






