Jun 06, 2024
夏の化粧崩れの原因は?崩れないメイクや対処法、顔汗を抑えるツボをご紹介!
夏といえば、海に花火、激辛料理や避暑地でのアウトドア。厳しい暑さが続く季節だからこそ楽しいイベントもたくさんありますが、同時に化粧崩れに悩まされる時期でもありますよね。夏の化粧崩れを防ぐには、丁寧なスキンケアや肌質に合ったコスメ選び、正しいメイク術を知ることが大切です。メイク崩れが起きる原因や直し方、顔汗を止めるツボをチェックして、暑い夏を楽しく乗り切りましょう!
MOKUJI
メイク崩れの原因とは?
夏のメイク崩れの原因は大きく3つに分けられます。1つが原因のこともあれば、いくつかの要因が重なって起こることもあるので、まずはその原因を見極めることが大切。効率よく対策できるよう、ここでは夏に起きるメイク崩れの原因を解説します。
原因①肌の状態によるもの
夏にもっとも多い原因は、なんといっても汗と皮脂です。夏は汗腺と皮脂腺が活発になり、他の季節よりも肌がベタつきがちですよね。皮脂の量が多いとメイクの密着力が弱くなるうえ、パウダータイプのメイクなどは汗と一緒に流れやすくなります。また、夏はエアコンなどの影響で肌が乾燥しやすく、うるおい不足による皮脂の過剰分泌にもつながります。
原因②メイクアイテムや使い方が合っていない
肌に合うメイクアイテムや使い方はひとりひとり違うもの。自分に合わないアイテムを使っていたり、間違った使い方をしていたりすると、普通よりメイク崩れが起きやすくなります。また、マスク移りに配慮していない口紅や汗をかく前提で作られていないものは、夏に使うメイクアイテムとして不向きです。メイクが崩れやすい季節だからこそ、適切なコスメを選びましょう。
原因③肌質に合ったコスメを使用していない
脂性肌、乾燥肌など、肌タイプもメイク崩れに大きく影響します。人の肌質は皮脂量や水分量によって4種類に分類されており、それぞれ相性の良いコスメが異なります。よく顔に汗をかくという人はさっぱり系のコスメを選びがちですが、実は肌質は「乾燥肌」でしっとりタイプのコスメが適しているケースも少なくありません。
夏の化粧崩れを防ぐには?具体的な方法を紹介
1年でもっともメイクが崩れやすい夏。暑い日のメイク崩れを防ぐには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。ここでは、具体的な2つの対策と手順を紹介します。
化粧崩れを防ぐスキンケアの仕方
丁寧なスキンケアで肌をうるおせば、メイクが崩れにくい下地が作れます。朝起きたらすぐに洗顔フォームで顔を洗い、寝ている間についたほこりや油分を流しましょう。泡立てようのネットを使った、もっちり弾力のある泡で洗うのがポイントです。ごしごしこすらず、泡の弾力だけでやさしく洗うと摩擦によるダメージを防げますよ。
洗顔後は清潔なタオルやティッシュで水分を吸い取り、丁寧にスキンケアをしていきます。ベタつきが気になりがちな夏はつい保湿ケアをおろそかにしてしまいますが、ファンデーションなどのベースメイクは肌がうるおっていると持ちが良くなります。肌全体に水分が行き渡るように、コットンや手のひらを使って化粧水・乳液をつけましょう。
その後2~3分放っておき、一度肌全体をティッシュでオフします。テカリやベタつきを抑えるには、この工程をしっかり行うことが大切。忙しいときには面倒に感じるかもしれませんが、これだけでメイク持ちがグッと変わるのでぜひ試してみてくださいね。
崩れないベースメイクの仕方
スキンケアで肌にうるおいをプラスしたら、次はベースメイクに取りかかりましょう。ファンデーションや化粧下地などのベースアイテムは、頬や額の面積が広い箇所から鼻、目、アゴなど狭いパーツの順で塗ると、塗り過ぎずキレイに仕上げられます。油分の多いコスメは最小限にして、少量をまんべんなく塗り広げるのがポイントです。
ベースをまんべんなく塗ったら、濡らしたメイクスポンジで肌全体を軽くなじませましょう。水が垂れてこないようしっかり絞ってから、小鼻や口周りの崩れやすい部分を中心に押さえます。最後にフェイスパウダーで油分を抑えサラッとした肌触りに仕上げたら、汗をかいても崩れにくいベースメイクの完成です。
なお、洗顔後すぐにメイクを始めてしまうのはNG。化粧水や乳液がなじむ前のメイクは肌に密着しにくく、かえってキープ力が落ちてしまいます。どうしても時間がないときをのぞき、ベースメイクは洗顔後15分以上経ってから始めるのがおすすめです。
サッと簡単!夏の暑さで崩れたメイクを直す方法
とはいえ、どんなに予防してもメイクが崩れてしまうときはありますよね。夏場のメイク直しのポイントは、「皮脂をしっかり拭き取ること」「保湿ケアをすること」「仕上げにフェイスパウダーやメイク崩れ防止スプレーを使うこと」がポイントです。いざというときに備えて、外出先でもサッとできるメイク直しの方法を知っておきましょう。
まずはクールダウンが大事
汗がとめどなく出るような暑い日は、まず体温を下げることから始めましょう。体温が高い状態だとさらに汗をかき、メイクしたそばから崩れてしまいます。効率的に体温を下げるため、太い血管が通っている首や脇などを保冷剤や冷たいペットボトルで冷やしてください。最近はミニ扇風機やクールネットなどのアイテムも多いので、上手に活用しましょう。
余分な汗や皮脂を吸い取る
汗がひいてきたら、余分な皮脂や汗などの汚れを濡れタオルやフェイスシートなどで吸い取ります。ごしごしこすると肌が傷つくので、優しく押し付けるようにするのがコツ。アイメイクやほうれい線周りなど、細かい部分の汚れは綿棒を使いましょう。広範囲の皮脂やテカリに対応できるよう、バッグには常にあぶらとり紙を忍ばせておくのがおすすめです。
ミスト化粧水などで保湿しながら崩れをオフ
ミスト化粧水や乳液を使って顔全体を保湿し、肌にうるおいを与えましょう。崩れが気になる場所に化粧水や乳液を乗せ、優しくなでるようにメイクを落とします。
一度にたくさん使うとベースメイクが崩れてキレイに仕上がらないので、少量を数回に分けて使うことが大切です。残った水分や油分はティッシュで吸い取り、崩れた部分をファンデーションやコンシーラーなどで直しましょう。アイメイクなどのポイントメイクも同じように、崩れた部分を綿棒や乳液入りのコットンで落としてください。
フェイスパウダーで抑える
崩れた部分がなじんだら、フェイスパウダーを顔全体に乗せていきます。このとき、パフやブラシを使ってふんわり乗せるイメージでつけるのがキレイに仕上げるポイントです。
フェイスパウダーがない場合はファンデーションでも代用できますが、ファンデーションはカバー力が強いため厚塗りになりやすいのがネック。シミやニキビ跡など、フェイスパウダーで隠しきれない部分のみファンデーションで隠すのがおすすめですよ。
顔汗を抑えるツボ2選
道具なしで顔汗を止めるなら、顔の汗を抑えるツボを押すのが効果的です。人間には発汗量を一定に保とうとする機能が備わっていて、体の一部に圧をかけることで圧迫されている側の汗が減り、そのぶん反対側の汗が増えるという性質があります。つまり、「顔以外の部分で汗をかくことで、顔に汗をかきにくくする」ということですね。
顔汗を抑える主なツボとしては、「屋翳(おくえい)」と「大包(だいほう)」のいう2つのツボが有名です。屋翳と大包は同時に押すと汗止め効果が高まるので、セットで覚えておくと良いでしょう。息を吐きながら10秒ほど指の腹を使って押して、息を吸うタイミングで休むを4~5回繰り返すだけなので、外出先でも気軽に実践できますよ。
<屋翳(おくえい)>
バストトップから垂直に5センチほど上にあるツボで、胸から上部分限定で汗を抑えてくれます。
<大包(だいほう)>
わきの下の付け根から3センチほど下にあるツボ。位置の目安としては、腕を組んだときに両手の中指の先が当たるところが目印です。
まとめ
汗や皮脂の量が増える夏は、どうしてもメイク崩れが起きやすい季節。せっかく仕上げたメイクがあっという間に崩れてしまうのは悲しいですし、「気になって落ち着かない」「お出かけを楽しめない」と思うことも多いでしょう。
また、夏になると辛い料理がやけに食べたくなるものですが、汗を大量にかくと思うとなんだか躊躇してしまいますよね。メイク崩れの上手な対処法をマスターすれば、激辛料理も思いっきり楽しめます。ぜひ今回紹介した内容を参考に、暑い夏を楽しんでくださいね。