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Jun 04, 2025

湿気の日もまとまる髪に!ボサボサ対策と簡単ヘアケアのコツ

ぼさぼさの髪を触る女性

髪の毛のうねりやボサボサは髪質だからと諦めてしまっていませんか?朝きれいにセットした髪も、夕方にはうねりや広がりで崩れてしまって「もう諦めるしかないかも」と感じている人も少なくないはず。実はちょっとした工夫や毎日のケアで、湿気による髪の悩みをやわらげることができるんです。
この記事では、湿気で髪の毛がボサボサ・うねうねになってしまう原因と、毎日できる簡単な対策をご紹介します。外出先でヘアスタイルが崩れてしまったときの応急処置もご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

なぜ湿気で髪の毛がうねったりボサボサになるの?

うねる髪先を触る女性

 

まずは、髪が湿気に弱くなってしまう原因を知ることが大切です。髪の毛が湿気に反応して広がったりうねったりする理由は、大きく分けて以下の2つです。

 

・髪のダメージによるもの
・髪質(くせ毛など)によるもの

 

 

髪の水分バランスとキューティクルの関係

一般的に、髪に含まれている水分量は10%前後と言われています。ところが、梅雨や夏など湿気の多い時期になると、空気中の余分な水分が傷んだ部分から髪の内部に入り込み、水分バランスが崩れてしまいます。特に、カラーやパーマを繰り返している人、毎日アイロンを使用している人は注意が必要。髪の表面を守るキューティクルがダメージによって開いてしまい、水分をコントロールしづらくなることで、髪の毛がボサボサと広がりやすくなってしまうのです。

 

くせ毛・ダメージ毛が湿気で広がりやすい理由

 

くせ毛の場合は、空気中の水分を含むとよりクセが強調されやすい傾向があります。そのため、湿気が多い日は特に広がりやすくなってしまいます。また、乾燥ダメージも大きな原因の一つ。日々のシャンプーやドライヤーの摩擦、紫外線、パーマ・カラー剤の影響などによりキューティクルがはがれてしまうと、髪の内部の栄養分が流出しやすくなります。このようなスカスカ状態の髪は、水分を過剰に吸収しやすくなり、結果として広がりやすくなるのです。

 

 

 

 

ダメージ対策が鍵!毎日のヘアケアでできる湿気&ボサボサ対策

傘をさして髪を触る女性

 

梅雨や夏場、朝しっかりセットしても湿気で髪が広がってしまう…。そんな悩みを解消するには、毎日の正しいヘアケアがカギ。特別なことをするよりも、洗い方・乾かし方の見直しで、髪の広がりやうねりを根本からケアできます。この記事では、今日からできる湿気・ボサボサ対策を紹介します。

毎日のヘアケアで湿気対策!~洗い方~

シャンプーする女性

 

髪の毛の湿気対策は、なにか特別なことから始めなければいけないわけではありません。むしろ毎日の洗い方を正しい方法に変えることが、第一ステップです。ここからは、シャンプーとトリートメントの正しいやり方と髪質別の選び方を紹介します。

 

【正しいシャンプー&トリートメントの手順】

間違った洗い方は乾燥の原因になります。以下の順番やポイントを守っておこないましょう。

 

①洗う前にブラッシングで髪のもつれをとき、ホコリを落とす
②人肌の温度のお湯で2〜3分ほどしっかり余洗いをして部分の汚れを落とす
③シャンプーは直接頭皮につけると刺激が強いため、手のひらで泡立ててから髪につける
④原因となる洗い残しがないよう髪の流れと逆方向にすすぐ
⑤シャンプー後、トリートメントをしっかり浸透させられるよう水気をきる
⑥トリートメントを髪の傷みが気になる毛先から中間に適量つける
手ぐしや粗めのくしでなじませ、3〜10分浸透させる
⑧頭皮のつまりや肌荒れの原因となる洗い残しがないよう、ぬるぬるした感覚がなくなるまで洗い流す

 

また、シャンプーをする際はついキレイにしようと思ってゴシゴシと洗ってしまいたくなりますが、指の腹で優しくマッサージするように洗うのがコツです。

 

【洗い方で湿気対策|髪質別シャンプーの選び方】

自分の髪質に合わないシャンプーとトリートメントを使い続けると、トラブルの原因になります。以下のことを参考に、髪のお悩みや状態に合ったものを選んでみてくださいね。

 

・乾燥が気になる→アミノ酸系
・ボリュームがでない→シルク
・切れ毛やパサつきが気になる→ベタイン系
・肌への刺激を抑えたい・地毛である→石けん系
・皮脂が気になる→高級アルコール系

 

毎日のヘアケアで湿気対策!~乾かし方~

ドライヤーで乾かす女性

 

タオルドライとドライヤーの正しい手順を紹介します。

 

【タオルドライ手順】

濡れた状態のままでいると髪のキューティクルが開いた状態になり、ダメージを与えやすくなります。そのため、洗い終わったらできるだけ早くタオルドライをしましょう。正しいタオルドライのやり方は以下の通りです。

 

①根元の水分を押さえるように吸収
②襟足・耳裏を丁寧にタオルドライ
③毛先は包むように優しく水分オフ

 

【洗髪後すぐに乾かす】

タオルドライが終わったら髪をすぐに乾かしましょう。乾かす前にはブラシで髪を整えて、根本から毛先に向かって乾かしてください。全体が8割ほど乾いたら、残りは冷風を当ててくださいね。温風のみで終わってしまうとキューティクルが開いた状態のままになってしまいます。冷風で仕上げるとツヤもでるのでぜひやってみてください。また、前髪のクセや分け目など部分的に気になっている場合は、その部分を1番最初に乾かして一刻も早く水分を飛ばすのがおすすめです。

 

【アウトバス商品の活用】

ドライヤーをする前に、アウトバスタイプのトリートメントでコーティングすることで、サラツヤになるだけでなく湿気を吸いにくくなりますよ。しっとりまとめたいならヘアオイル、広がりが気になるならヘアミルクなど、こちらも自分の悩みに合わせて選びましょう。

ヘアスタイリング時にできる湿気対策

ヘアスタイリングする女性

 

ヘアスタイリング時に気をつけることを紹介します。

ヘアアイロンの使い方

ヘアアイロンを使うとき、温度をなんとなく設定していませんか?温度が高すぎると髪が傷む原因の1つに。逆に、低すぎると形がうまくキープできません。ヘアアイロンは根元、前髪、毛先にそれぞれ合った温度で使うことが大切です。根元は130〜160℃、前髪は120〜150℃、毛先は110〜140℃がおすすめです。髪質によっても最適な温度は変わるので、自分に合った温度を見つけてみてくださいね。

スタイリング剤で湿気対策

髪が乾燥していると、湿気を吸いやすくなってしまいます。だからこそ、スタイリング剤で保湿+コーティングをするのが◎。自分のなりたい雰囲気に合わせて選びましょう。

 

・濡れ髪風→オイル系
・束感を出しつつキープしたい→バーム系
・軽やかにふんわり仕上げたい →ワックス系

 

湿気から髪を守るには「髪を乾燥させないこと」と「外からの湿気をブロックすること」の両方が大事なんです。

外出先でもスタイリング!

どんなにしっかりセットしても、雨や風などでヘアスタイルの崩れがどうしても気になることがありますよね。そんなときはコードレスのミニヘアアイロンをバッグに忍ばせておくのがおすすめです。コードをコンセントに挿さなくても使えるので、お手洗いに行くついでや退勤時など、気軽にセットできます。

 

湿気の日も可愛く!おすすめのヘアアレンジ

湿気が気になる日は、思い切ってアレンジを楽しむのもおすすめです。

ゴム1本でできるお団子アレンジ

くるくるっとまとめるだけでこなれ感アップの簡単ヘアアレンジです。

くるりんぱで華やかポニーテール

 

簡単なのに手が込んで見える、時短アレンジの定番です。

うねらない前髪の作り方アレンジ

湿気のせいでうねりやすい前髪も、少しの工夫でスッキリ。

ヘッドマッサージで湿気によるヘアトラブルを回避

ヘッドマッサージする女性

 

歳を重ねるとともにだんだんと髪質が変わってくる場合があります。齢によって頭皮や毛穴がたるんだり、水分量や皮脂量が減少したりするため、湿気の髪トラブルがさらに加速します。そのため、対策としてヘッドマッサージがおすすめです。頭皮の血行を促すことで栄養や酸素が髪全体に届きやすくなり、ハリツヤのある健康的な髪が育ちやすくなります。1日3回ほど以下のマッサージをしてみましょう。

 

①指の腹を使って小さな円を描くように頭皮を揉みほぐす
②両手で頭に圧を咥えながら上下左右に動かす

 

朝のメイク前やお風呂の時間に取り入れると、習慣化しやすくなりますよ。

湿気に負けない髪の毛へ。毎日の積み重ねがカギ

髪をブラシでとかす女性

髪の毛が湿気でボサボサになる原因は、実はうるおい不足が大きく関係しています。だからこそ、小さな対策の積み重ねが大切です。最初は変化を感じにくいかもしれませんが、まずは3ヶ月続けてみることを目標にしてみてくださいね。湿気の季節も、気分よく過ごせますように。