Jul 08, 2025
【決定版】サンダルの靴擦れ対策 原因やサンダル選びも詳しく解説

新しいサンダルをおろした日や、お気に入りのサンダルで長時間お出かけした日に、ズキズキとした痛みに悩まされた経験はありませんか。サンダルの靴擦れは、せっかくの楽しい気分を台無しにしてしまう厄介な問題です。
この記事では、サンダルで靴擦れが起こる主な原因から、すぐに実践できる具体的な対策、そして靴擦れしにくいサンダルの選び方まで、詳しく解説します。靴擦れの心配をせず、おしゃれなサンダルを思いっきり楽しみましょう。
MOKUJI
サンダルで靴擦れが起こる原因
サンダルで靴擦れが起こってしまうのには、いくつかの主な原因があります。
・サイズが合っていない
・硬い素材や縫い目による摩擦
・デザインが足の形に合っていない
・汗で滑る
これらを理解することが、効果的な対策への第一歩です。
靴のサイズが合っていない
サンダルのサイズが足に合っていないと、靴擦れが起こりやすくなります。大きすぎるサンダルは、歩くたびに足が靴の中で前に滑ったり、不必要に動いたりしてしまい、つま先や甲の部分に過度な摩擦が生じてしまいます。特にヒールのあるサンダルでは、足が前方に滑りやすいため注意が必要です。逆に小さすぎるサンダルだと、足を常に圧迫し続けることに。 これにより、かかとやストラップが当たる部分、小指などが擦れてしまい、靴擦れや痛みにつながります。
硬い素材・縫い目による摩擦
サンダルの素材が硬い場合や、縫い目が肌に直接当たるデザインも、靴擦れの大きな原因となります。特に、おしゃれなデザインを優先して硬質プラスチックや合成皮革などが使われている場合、歩くたびにその部分が肌に食い込んだり、擦れたりしてしまいます。また、ストラップの裏側や異素材を組み合わせた部分の縫い目が、肌に当たって摩擦を起こし、靴擦れにつながることも少なくありません。 購入時には、デザインだけでなく、肌に触れる部分の素材感や縫い目の状態も確認することが大切です。
足の形に合わないデザイン
自分の足の形とサンダルのデザインが合っていない場合も、特定の箇所に負担が集中し、靴擦れを引き起こしやすくなります。たとえば、ストラップの位置や太さ、鼻緒の形状、つま先部分のデザインなどが、自分の足の幅や甲の高さ、指の形に合っていないと、フィット感が得られず、摩擦や圧迫が生じます。
足汗によりサンダルが滑る
夏場にサンダルを履くと、足汗をかきやすくなります。この足汗が原因でサンダルの中敷きやストラップが滑りやすくなり、結果として足とサンダルの間で余計な摩擦が生まれて靴擦れを引き起こすことがあります。特に、つるっとして滑りやすい素材の中敷きの場合は注意が必要です。
靴擦れを防ぐサンダル選びのコツ
靴擦れを未然に防ぐためには、サンダル選びの段階から意識するのが重要です。
・ストラップは調節可能なものを選ぶ
・やわらかい素材を選ぶ
・かかとや足先をホールドできるデザインを選ぶ
ここでは、靴擦れしにくいサンダルを選ぶためのコツを3つご紹介します。
調節可能なストラップのデザインを選ぶ
ストラップで甲やかかと、足首などを固定するタイプのサンダルは、自分の足に合わせてフィット感を細かく調節できるものを選びましょう。バックルやマジックテープなどで長さを調節できるストラップであれば、足の形やむくみ具合に合わせて最適なホールド感を得られ、不要な摩擦や圧迫を軽減できます。 特に足首を固定できるアンクルストラップは、かかと浮きを防ぎ、歩行を安定させる効果も期待できますよ。
やわらかい素材を選ぶ
サンダルのアッパー(甲の部分)やライニング(裏地)には、できるだけ肌あたりの良い、やわらかい素材を選びましょう。天然皮革やスエード、伸縮性のある布地などは、足に馴染みやすく、硬い素材に比べて摩擦による刺激を抑えることができます。特に素足で履くことが多いサンダルでは、ライニングの素材が重要です。靴擦れを防止するために、柔らかな素材が使用されているか確認しましょう。
かかとや足先をホールドできるデザイン
歩行時の足のブレを抑え、安定感を高めるためには、かかとやつま先を適切にホールドしてくれるデザインのサンダルがおすすめです。 かかと部分にしっかりとしたカウンター(月形しん)があるものや、ヒールバンドが付いているものは、かかと浮きを防止し、靴と足の一体感を高めます。
また、つま先部分が開いているデザインでも、甲部分を広範囲でカバーするデザインや、指の付け根あたりをしっかり押さえてくれるストラップがあるものは、足の前滑りを軽減し、つま先や鼻緒部分の靴擦れリスクを減らしてくれるでしょう。
サンダルを履くときの靴擦れ対策
お気に入りのサンダルや、どうしても履きたいサンダルがあるけれど、靴擦れが心配…。そんなときには、サンダルを履く際にできる簡単な対策で、靴擦れによる痛みを予防しましょう。
ストッキングを履く
素足でサンダルを履くと、肌とサンダルの素材が直接擦れて摩擦が大きくなります。薄手のストッキングやフットカバー、サンダル用のソックス(靴下)を一枚履くだけでも、摩擦を大幅に軽減し、肌を保護する効果が期待できますよ。
ワセリンやクリームを塗る
サンダルと肌が擦れてしまいそうな部分、特にかかと、小指、ストラップが当たる部分、鼻緒などに、あらかじめワセリンや保湿クリームを塗っておくのも効果的な対策です。ワセリンなどの油分が潤滑剤の役割を果たし、肌とサンダルの間の摩擦を軽減してくれます。 少量でも滑りが良くなるため、塗りすぎには注意しましょう。 持ち運びやすい小さなサイズのワセリンを携帯しておけば、外出先で気になったときにすぐに塗り直すことができて安心ですね。 ヴァセリンの使い方はこんなにも!保湿・乾燥対策だけじゃない万能アイテムの活用アイデア
テーピングで肌を保護する
特に靴擦れしやすいと分かっている箇所には、事前に絆創膏や専用の保護テープ、伸縮性のあるテーピングなどを貼って肌を保護しましょう。 これにより、直接的な摩擦を防ぎ、水ぶくれや皮むけの予防につながります。テーピングを使用する場合、伸縮性があり通気性の良い肌色のものを選ぶと、目立ちにくく、指の動きも妨げにくいのでおすすめです。
「歩いているうちにテーピングが剥がれてしまう」という場合は、テープを貼る際に、足の裏側から上に向けて巻くようにしましょう。 絆創膏も、クッション性のあるものや防水タイプなど、用途に合わせて選ぶとより効果的です。靴擦れしやすいかかとや小指、ストラップが当たる部分には、専用の保護パッド(ジェルタイプやシリコンタイプなど)を使うのもよいでしょう。
足汗をこまめに拭く
足汗はサンダル内の滑りを誘発し、摩擦を大きくする原因のひとつです。特に汗をかきやすい夏場は、こまめに足汗を拭き取る必要があります。速乾性のある素材のフットカバーを利用したり、制汗スプレーやパウダーなどを使用して、汗で滑りやすくなるのを防ぎましょう。
おわりに
サンダルの靴擦れは、適切な知識とちょっとした工夫で十分に対策できます。今回ご紹介した、靴擦れの原因の理解、サンダル選びのコツ、そして履くときの対策を参考に、あなたも足元のストレスから解放されましょう。靴擦れを恐れることなく、お気に入りのサンダルで夏のおしゃれを存分に楽しんでくださいね。

ななこ
「伝わる」「感じる」文章をお届けするフリーランスライター。美容や健康に気を使いたいお年頃。美味しいものとNetflixが大好きなインドア派ママです。