Jan 09, 2025
スパイス白湯に注目!どんな効果があるの?作り方やおすすめの組み合わせを紹介
美容や健康にいいと度々話題に上がる白湯。体調に合わせてスパイスを入れてみるのもおすすめです。今回は、白湯に合うスパイスの種類やスパイス白湯の作り方やポイントを紹介していきます。スパイス白湯を習慣的に取り入れて、毎日を健やかに過ごしてくださいね。
MOKUJI
毎日の生活に取り入れたい!スパイス白湯とは?
スパイス白湯とは、ブラックペッパーやクミンパウダー、しょうがなどのさまざまなスパイスを白湯に加えたものです。スパイスを料理の味付け用に使う人も多いでしょう。スパイスは味付けとしてはもちろん、身体の調子を整えるための薬用としても使われています。ドリンクとして白湯にスパイスを加えることで、日常的にスパイスを取り入れることができますよ。
スパイスは種類によって効能が違い、身体の悩みや不調に合わせて選ぶことで、症状の緩和を促してくれます。料理で摂取するよりも、白湯として取り入れることで効率よくスパイスの成分を吸収することができるため、効果を感じやすいというメリットがあります。女性に多い冷えや便秘、基礎代謝の向上、消化をサポートしてくれるなどの効果のあるスパイスを混ぜるといいですよ。
女性に嬉しい効能のスパイス紹介とおすすめの取り入れ方|試す価値あり!スパイス白湯はいつ飲むのが正解?
スパイス白湯は、起床時と就寝前に1杯ずつ飲むのがおすすめです。人は寝ている間にコップ1杯分ほどの水分を汗で失うと言われています。朝起きたばかりの身体はプチ脱水状態になっているため、起床時には同量程度の水分補給をすることが大切です。起床直後は内蔵もまだ活動はゆっくりしているので、柔らかい刺激で胃腸を目覚めさせましょう。ゆっくりと時間をかけて白湯を少しずつ飲むことで、全身の血流をよくし、消化や吸収を助けてくれる効果があると言われています。就寝前にも1杯白湯を飲むことで、脱水を予防できます。血流の滞りを防いで寝つきが悪くなる効果も期待できるでしょう。また、お昼前や夕方などの空腹時に少しずつ飲むのもよいでしょう。空腹時は吸収率が高まるため、スパイス白湯を効率的に摂取できます。
白湯の適切な温度って?飲むタイミングや飲み方を詳しく解説スパイス白湯を取り入れる際のポイント
スパイス白湯を取り入れるなら、効果的な方法を知っておきたいですよね。これから紹介することを意識して飲んでみてください。
スパイスと白湯をしっかり混ぜる
スパイスはとくに下に溜まりやすいため、都度かき混ぜながら飲むようにしましょう。スパイスの効能をしっかりと感じるためにも、余すことなくスパイス白湯を飲み切るようにしてください。
同じ種類を飲み続けない
毎日同じ種類を飲み続けてしまうと、身体が刺激に慣れてしまい効果が感じにくくなることがあります。気分や体調によってスパイスを変えたり、何も入れない白湯に戻したりして、無理なく続けていきましょう。
効果別 スパイス白湯レシピ
ここからは、スパイス白湯おすすめレシピを紹介していきます。効果別に解説していくので、身体の不調に合わせて選んでくださいね。スパイスの中には刺激の強いものもあるので、胃腸の弱い・弱っている場合は様子をみながら調整してください。
【便秘解消】コリアンダー+クミン
便秘やおなかの張り、食欲不振におすすめのスパイス白湯です。話題の「腸活」にもぴったり。カップ1杯の白湯にクミンとコリアンダーを各小さじ1/4 入れます。さらに、胡椒を小さじ1/4と塩ひとつまみ加えると、効果がアップしますよ。
【冷え解消】しょうが+シナモン
内側から体を温めてくれるしょうがと、血行促進とリラックス効果が期待できるシナモンのスパイス白湯がおすすめです。150mlの白湯に、粉末しょうがを5振り、シナモンパウダーを2振り入れてみてくださいね。お好みではちみつを入れるのもおすすめです。シナモンの主成分であるシンナムアルデヒドが血行をよくしてくれ、血中のコレステロールや中性脂肪を整える働きもあります。独特な香りが、心を落ち着かせてくれますよ。刺激的なスパイスの香りなので、空腹時に飲むと食欲を抑えられたり食べ過ぎ防止になったりとダイエット中の人にもおすすめです。
【食欲不振】七味トウガラシ
漢方薬の調合を参考に作られた七味には、赤唐辛子には消化液の分泌を促進する作用があります。七味に入っているけしの実には食欲増進、山椒には内臓の働きを活性化する効果があります。辛味の強さがメーカーによって違うため、少しずつ足しながらお好みの味にしてくださいね。
【胃腸の不調】ブラックペッパー
ストレスによる腹痛や、お腹がゆるくなるなどの腸トラブルには、ブラックペッパーがおすすめ。かき混ぜながら粒まで飲めば、身体がぽかぽかと温まりますよ。粗挽きタイプのブラックペッパーを白湯80-150ccに対して2振り入れましょう。コップに蓋をして5分程度蒸らしたら完成です。
【ストレス緩和】ローリエ
煮込み料理によく使われるローリエには、血の巡りをよくしてリラックスさせる効果があります。ほかにも、利尿作用やむくみ、コリの解消が期待できるでしょう。作り方は、ローリエの葉にハサミで切り込みを入れてお湯を注ぎ、5分蒸らすだけです。甘くて清々しいさわやかな香りで胃が落ち着かせてくれるため、食後にもおすすめ。しょうがやブラックペッパーなど、身体を温めてくれるスパイスと組み合わせるのもよいでしょう。
【女性特有のトラブル】フェンネル
フェンネルは、甘くスパイシーな香りと、ほんのり苦味を感じる風味が特徴のハーブです。フェンネルの種がスパイスとして使われており、「フェンネルシード」という名前で店頭に並んでいます。粒状のものやパウダー状のものが売られているでしょう。フェンネルは鉄分を含んでおり貧血を予防してくれますよ。月経痛の軽減、更年期障害の緩和、母乳の促進など、女性特有の問題にも効果が期待されます。白湯100ml〜150mlに、コリアンダー3振り、クミン3振り、フェンネル3振り入れるのがおすすめ。
アーユルヴェーダ式 白湯の作り方
5000年前の古代インドで発祥した世界最古の伝統医学“アーユルヴェーダ”では、白湯は「火・風・水の3要素を含むバランスの取れた飲み物」と位置付けています。どんな体質の人にもぴったり合い、足りない要素を補ってくれる飲み物です。「冷えは万病のもと」と昔から言われている通り、身体が冷えることで全身の血流が悪くなり、胃腸の動きが鈍くなり消化液の分泌や排泄がしにくくなります。さらに、自律神経やホルモンバランスも乱れ、病気につながりやすくなってしまいます。そのため、身体を温めるのに効果的な白湯を飲み続け、健康によいとされる36.8度くらいの体温を維持することが大切だと言われています。アーユルヴェーダ式にのっとった正しい白湯の作り方は次の通りです。
- 鍋・やかんに水を注ぎ、フタはせず火にかける
- コンロの火にかけ、沸騰させる
- 10分〜15分ほどぽこぽこと気泡がでる程度に沸騰させ続ける
- 50度くらい冷まして飲む
アーユルヴェーダ式では、沸騰をさせるのがポイントです。一度沸騰させた白湯の温め直しはNGとされており、その都度沸かすのが理想です。
スパイス白湯で健やかな毎日を送ろう
簡単に作れてどんな人でも始めやすいスパイス白湯。身体の不調や季節、気温に合わせてスパイスを選んでみてください。まずは、起床時と就寝前から、さっそく始めてみてくださいね。