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Sep 21, 2025

ミーシェン(米線)とは?フォーとの違いや東京の人気店・通販情報まで徹底解説!

譚仔三哥 商品写真

最近では麻辣燙がブームになるなど、日本でもすっかり定番となったアジア料理。中国やベトナム料理を楽しむ人も増えていますよね。そんな中、メニューでよく見かける「米線(ミーシェン)」ってどんな料理なの?と気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、ミーシェンの特徴や食べ方、フォーやビーフンとの違い、さらに東京で味わえるおすすめのお店まで、たっぷり紹介します。

ミーシェン(米線)とは?

別に盛り付けられたミーシェンと、鍋の具材

 

ミーシェン(米線)」は、中国・雲南省発祥の米麺。雲南省特産の新鮮なお米と水を原料に作られ、断面が丸く、細めの麺が一般的です。直径は細いもので約1.5mm、太いもので3.5~4.0mmほど。生麺として売られていることが多いですが、乾麺タイプもあります。

 

つるんとしたのどごしともちもちの食感が魅力で、噛むとぷりっと歯切れが良く、軽やかに味わえます。たくさん食べても重たく感じにくいのも人気の理由です。

 

ここからは、ミーシェンの名前の由来や特徴、食べ方、そしてフォーやビーフンとの違いを詳しく見ていきましょう。

ミーシェンの名前の由来

「米線」は日本語で「ミーシェン」と読み、中国語のピンインでは「mǐxiàn(米线)」と表記されます。「米(mǐ)」はお米、「线(xiàn)」は糸のように細長いものを意味します。つまり「米線」という名前は、“お米でできた細長い麺”という特徴をそのまま表したものなんです。

ミーシェンはグルテンフリー

ミーシェンが盛り付けられたお皿

 

米と水だけで作られているミーシェンは、グルテンフリーの麺。グルテンは小麦などに含まれるたんぱく質で、人によっては消化不良やアレルギーの原因になることもあります。そのためミーシェンは、グルテンを控えたい人や、健康・美容を意識している人にもぴったり。軽やかでヘルシーに楽しめる米麺として注目されています。

ミーシェンはどのように食べられている?

大鍋に入ったミーシェンの料理

 

ミーシェンを使った料理で代表的なのが「過橋米線(グォチャオミーシェン)」。2014年には中国の国家級無形文化遺産に登録された名物料理です。

熱々のスープと油が入った器に、生の具材やミーシェンを一つずつ加え、スープの熱で火を通しながら食べるスタイルが特徴。鶏肉やハム、青菜、もやし、うずらの卵など、さまざまな具材と一緒に楽しめます。

雲南省では地域ごとに個性豊かなミーシェン料理があり、羊肉入りや烏骨鶏入り、さらにはウナギを使ったものまで、バリエーション豊富に味わわれています。

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ミーシェンとフォー・ビーフンの違い

様々な麺 違い 乾麺 フォー 春雨など

 

ライスヌードルといえばフォーやビーフンも有名ですが、ミーシェンとはどう違うのでしょうか?それぞれの特徴を表で比べてみました。

 

ミーシェン フォー ビーフン
発祥地 雲南省 ベトナム北部(ハノイ) 中国南東部(福建省周辺)
原料 米粉と水 米粉と水 インディカ種のうるち米の米粉と水
形状・食感 丸い麺でつるもち食感、歯切れが良い きしめんのような平たい麺。やわらかく、つるっとした食感 春雨のように細く丸い麺。ややコシがあるのが特徴
食べ方 ラーメンのようにスープと一緒に食べるスタイルが主流。あっさりスープから辛味系まで幅広く相性◎ 牛や鶏ガラの出汁を使ったクリアであっさりとしたスープに入れて食べるのが一般的 炒め物や汁ビーフンが定番。台湾・東南アジアでは日常的に食べられ、生春巻きやサラダの具材にも使われる

 

同じライスヌードルでも、発祥地や食感・食べ方にそれぞれ個性があるのが面白いですね。

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東京でミーシェンが食べられる!おすすめ人気店4選

それでは実際にミーシェンを使った料理は、どこで味わうことができるのでしょうか?ここでは東京でミーシェンが食べられるおすすめの人気店を4つ紹介します。

タムジャイサムゴー(譚仔三哥)

譚仔三哥 店外写真
【画像】譚仔三哥 提供

「タムジャイサムゴー(譚仔三哥)」は、美食の街・香港で評判のミーシェンを使ったスープヌードル専門店。ミシュランのビブグルマンに3年連続で選ばれた人気店です。

 

こちらのお店では、さまざまな素材やスパイスを独自調合した7種のオリジナルスープ、10段階から選べる辛さ、新鮮な肉・野菜・海鮮などの豊富なトッピングで、自分好みにカスタマイズしたミーシェンが楽しめます。

譚仔三哥 商品写真
【画像】譚仔三哥 提供

定番の人気メニューは「香港マーラー米線」。本場・香港の定番スープ「マーラー」に、豚ロース・きくらげ・フィッシュボールを合わせた一杯で、しびれる辛さがクセになる逸品です。ぜひ一度味わってみてくださいね。

 


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天府李米線(テンフリコメセン)

天府李米線 店外入り口写真
【画像】天府李米線 提供

「天府李米線(テンフリコメセン)」は、本場四川の味をそのまま楽しめる米粉麺専門店です。中国・四川出身の店主が手がけるこちらのお店では、四川調味料を効かせたスープに、牛肉・豚肉・野菜など具沢山のミーシェンを味わえます。

天府李米線 商品写真
【画像】天府李米線 提供

四川料理ならではの花椒のしびれる刺激とトウガラシの鮮烈な辛みが調和したスープが魅力!辛さはその日の気分やお好みに合わせて選べます。

 

看板メニューは「豚と内臓と鶏肉の米線」。たっぷりの具材と濃厚な鶏白湯風スープに米粉麺がよく絡み、本場の味を存分に堪能できる一杯です。

 


  公式Instagram  

食彩雲南 過橋米線(ショウサイウンナン カキョウベイセン)

食彩雲南 過橋米線
【画像】食彩雲南 過橋米線 提供

「食彩雲南 過橋米線(ショウサイウンナン カキョウベイセン)」は、本場中国の雰囲気が漂う店内で、雲南料理や本格中華を堪能できるお店です。四谷三丁目湯島に店舗があり、気軽に立ち寄れます。

 

これまでに多くのメディアや雑誌でも紹介された人気店。看板メニューの「過橋米線」は、鶏ガラスープと小麦不使用のヘルシーなミーシェンを使った体にやさしい一杯です。さっぱりとした風味が特徴で、定番の中華とはひと味違う、伝統的な雲南料理を気軽に楽しめます。

食彩雲南 過橋米線 商品写真
【画像】食彩雲南 過橋米線 提供

さらに同じ雲南伝統料理の「汽鍋」もおすすめ。素材からじっくり引き出した栄養と旨味が詰まった絶品薬膳スープ、ぜひミーシェンとあわせて味わってみてください。

 

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食彩 ムーさんの蒸鍋館(むしなべかん)

食彩 ムーさんの蒸鍋館 商品写真
【画像】食彩 ムーさんの蒸鍋館 提供

「食彩 ムーさんの蒸鍋館」は、中国・大連出身のムーさん(牟明輝氏)がプロデュースする、“ガチ中華”スタイルの新感覚中華料理店です。

 

看板メニューは、油を使わずに強力な水蒸気で食材を一気に蒸し上げる、体にやさしい「蒸鍋」。中でも人気なのが、スズキやタイといった新鮮な海鮮をふっくらと蒸し上げる「蒸気石鍋魚」。最後はスープに雲南米線を加えて楽しむのが定番で、魚介の旨みをたっぷり吸い込んだミーシェンが評判です。

食彩 ムーさんの蒸鍋館 商品写真
【画像】食彩 ムーさんの蒸鍋館 提供

さらに店長おすすめの「いろいろキノコ付き山の幸の過橋米線」は、さっぱりとした鶏ガラスープに、国産米粉を使ったヘルシーなミーシェンがよく合う魅力的な逸品。酸辣味とトマト味も選べるのも嬉しいポイント。日本ではなかなか出会えない珍しいキノコも入っていて、食感や香りを楽しめます。


  公式WEBサイト  

ミーシェンはどこで買える?通販&市販情報まとめ

ミーシェンを食べられるお店が近くにない人や、自宅で調理してみたい人は、麺だけを購入して楽しむこともできます。楽天市場やAmazon、専門通販サイトなどで手に入れることができます。冷凍麺タイプやインスタント商品もあるので、自宅でも気軽にミーシェンを楽しめますよ。

 


  楽天市場「王牌食品 米線 冷凍」  

 

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ミーシェンの魅力を味わってみよう

譚仔三哥 商品写真
【画像】譚仔三哥 提供

 

つるつる&もちもち食感が魅力のミーシェンは、東京でも本格的に味わえるお店が増えています。健康的でアレンジも自在なグルテンフリー麺なので、外食はもちろん、通販で取り寄せておうちごはんに取り入れるのもおすすめです。

 

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あさき

written by...あさき

旅・南の島・海・犬・植物・音楽が好きな関西移住人。毎日の暮らしを心地よく、より豊かにするための情報をお届けしています。