Jun 29, 2025
蚊に刺されやすい人必見!原因と効果的な対策を徹底解説

夏が近づくと、蚊に刺されてしまってかゆみを我慢するのをストレスに感じていませんか。一緒にいる人よりも自分だけ刺されやすいかもしれないと感じたことがある人もいるかもしれません。実は、蚊に刺されやすい人には共通の特徴があります。そこで、この記事では蚊に刺されやすい人の特徴と、蚊に刺されないようにするための対策を紹介します。少しでも蚊に刺されないようにするために、ぜひ参考にしてください。
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蚊に刺されやすい人の特徴
蚊はいつでも人間を刺すわけではなく、産卵前のメスだけがおこないます。卵を産むための栄養を蓄えるために、血液を吸う必要があるからです。オスや産卵時期以外のメスは、花の蜜や樹液を吸っています。
では、蚊はどのようにして人間を感知して刺そうとするのでしょうか。蚊に刺されやすい人の特徴を4つ紹介します。
体温が高めの人
1つ目は、体温が高い人です。蚊は熱を感知する能力に長けており、触覚によって0.05℃の違いをも感じ分けることができます。よって基礎体温が高い人ほど蚊に見つかりやすくなります。
汗をかきやすい人
2つ目は、汗をかきやすい人です。ダラダラと滝のように汗をかく人より、肌がじっとりとしている人のほうが蚊に刺されやすくなります。1つ目と2つ目の条件に当てはまる特徴として、赤ちゃん・子ども・妊婦・肥満傾向の人などが蚊に刺されやすいといわれています。
飲酒している人
3つ目は、お酒を飲んだ人です。飲酒をすると、体温が上がり汗をかくため、蚊に刺されやすくなります。また、蚊は二酸化炭素にも敏感で、アルコールを分解する際に多くの二酸化炭素が発生することから飲酒した人に蚊が集まるというわけです。
濃い色の服を着ている人
4つ目は、濃い色の服を着ている人です。蚊は白黒で見えているため、黒や紺などの濃い色に集まりやすいです。そのため、濃い色の服を着ていたり、日焼けなどで肌が黒くなっていたりすると、蚊に刺されやすくなります。
蚊に刺されやすい場所や時間
蚊に刺されやすい場所や時間についても解説します。
水たまりや湿気のある場所
蚊は水のあるところに卵を産みつけるため、水たまり・池・川・下水溝などに蚊は多くいます。空き瓶や鉢受け皿などにたまったわずかな水でも発生源となるため、なるべく水がたまらないよう隅々までチェックすることをおすすめします。
朝晩の涼しい時間帯
夏の時期に活発になるイメージの蚊ですが、意外と熱さに弱い虫です。気温が35℃を超えると活動が低下し、一番活発なのは22~30℃です。そのため、日中よりも朝晩の涼しい時間帯に蚊の活動は活発になるのでより注意が必要です。
木や草むらのある場所
蚊は木や草むらに多く生息しています。日中は気温が高くなると日差しから逃れようと草木の裏など日陰に身を潜めるようになります。木や草むらが多い公園や雑木林に行く際は蚊に刺されないように対策をしましょう。
蚊に刺されないための対策<屋外>
屋外で蚊に刺されないための対策を紹介します。
ゆったりした服で肌の露出を減らす
屋外で蚊に刺されないためには、肌の露出をなるべく避けた、長袖長ズボンがおすすめです。ぴったりとした服の場合、服の上から蚊に刺されることもあるので、なるべくゆったりとした服を着ましょう。
汗をこまめに拭き取る
蚊は汗の臭いを察知して近づいてくるので、汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。なるべく汗をかかないように、冷却スプレーや制汗スプレーなどを活用することもおすすめです。
足を清潔に保つ
蚊は足の臭いを好むので、普段から足をきれいに洗うことを心がけてください。足が汚れたり汗をかいたりしたときは、アルコール成分が含まれている汗拭きシートで足の裏をふくとよいでしょう。 【夏のお悩み別】サンダルの洗い方・お手入れ方法 ニオイや黒ずみ放置してない?
蚊に刺されないための対策<室内>
室内でも蚊に刺されないための対策を紹介します。
窓と網戸の隙間をなくす
窓を開けて過ごすことが多くなると、蚊が家の中に侵入しやすくなります。網戸をしていれば大丈夫と安心していても、窓と網戸の位置関係によっては蚊が侵入してしまうことがあります。窓を全開にしていれば、窓と網戸には隙間ができません。窓を半分だけ開けて置く場合、左の窓を開けると、網戸と窓の間に隙間ができてしまいます。そのため、窓を半分だけ開けたい時は、右半分を開けましょう。
扇風機で風の流れを作る
家の中に侵入した蚊は、人間の体温や二酸化炭素を察知します。ただし、飛ぶ力はあまり強くありません。扇風機やサーキュレーターで風の流れを作ることで、蚊が自由に飛ぶことができなくなるためおすすめです。 サーキュレーターの選び方ポイント!扇風機との違いや静音性も解説
虫よけのハーブを玄関や窓の近くに置く
蚊が家の中に侵入しないように、蚊が嫌がるハーブを侵入経路に置くのも効果的です。虫よけに効果のあるハーブは次のとおりです。
【ゼラニウム】…防虫効果があるテルピネオールやシトロネロールが含まれています。
【レモングラス】…防虫効果があるシトラールやシトロネラールが含まれています。フレッシュなレモンの香りがあり、育てやすい植物です。
【レモンユーカリ】…防虫効果があるシトロネラ―ルが含まれています。防虫以外に防臭効果があるので、臭いが気になる玄関などに置くことをおすすめします。
【ペパーミント】…虫が嫌がるメントールが含まれています。清涼感がある香りがするので、寝苦しい夜に寝室に置いておくと鎮静効果も期待できます。
【ラベンダー】…防虫効果があるリナロールが含まれています。防虫効果が高いため、衣類を保管する時にサシェとして利用されることもあります。
【100均ハンドメイド】サシェの簡単な作り方|香りを長持ちさせるポイントもご紹介
蚊に刺された後のNG行動
蚊に刺された後に起きる現象のメカニズムを説明します。蚊は人間の血を吸う時に、唾液成分を注入します。その中には刺した時に人に痛みを感じさせない麻酔作用や、血液が固まりにくくなる作用を持つ成分が含まれます。
体は蚊の唾液を異物だと認識し、かゆみを引き起こす物資であるヒスタミンが放出されるため、血管が拡張して腫れや赤みが出たり、かゆみを引き起こしたりします。
蚊に刺された直後からかゆみを感じる人もいれば、刺された翌日以降にかゆみを感じる人もいます。そこで、蚊に刺された後にしてはいけないNG行動を解説します。
患部をかきむしる
蚊に刺された場所がかゆくても、かきむしるのはNGです。刺された箇所をかいてしまうと、皮膚に炎症反応が起きてしまい、かゆみや腫れが余計に長引いてしまいます。かゆみを抑えるために、刺された場所に爪で×を付けるのも、皮膚を傷つける行為なのでNGです。皮膚の炎症反応が強くなると、刺されたところが痕になって色素沈着を引き起こす可能性もあります。
患部に熱をあてる
蚊に刺された箇所は温めずに、冷やすことをおすすめします。水道水や氷で冷やすことで、かゆみをやわらげることができます。かゆみよりも冷たさの感覚が優先されるからです。一方、刺された場所を温めてしまうと、より炎症がひどくなる可能性があります。
蚊に刺されないように対策をしよう
この記事では蚊に刺されやすい人の特徴を紹介しました。当てはまる特徴がある人は、特に蚊に刺されないように対策をしましょう。万が一、蚊に刺されてしまった時は、すぐに冷やしたり薬を塗ったりして、かきむしらないようにしてくださいね。蚊に悩まされることなく、快適な夏を過ごしましょう。
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古泉葵
2020年よりフリーランスとして活動中のWebライター。趣味は読書と手芸と料理。食べ歩きも好きで、夫婦で旅行に出かけることが好きです。