May 14, 2025
【管理栄養士監修】食欲がなくて朝食が食べられない!原因やおすすめのレシピを紹介

「朝はギリギリまで寝ていたいから朝ごはんの時間がない。」「お腹が空いていないから、つい朝ごはんを抜いちゃう。」そんなふうに、朝ごはんを食べない人は年々増えていると言われています。でも、朝ごはんを抜いてしまうと、体や脳がしっかり目覚めなかったり、生活リズムが乱れやすくなったりと、ちょっと気になる影響が出ることも。
そこで今回は、千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック・健診プラザの管理栄養士、西島 理衣さんの監修のもと、「朝に食欲がない理由」や「無理なく朝ごはんを取り入れるための工夫」について紹介します。朝ごはんの習慣を身につけたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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朝に食欲がわかない理由とは?
「お腹が空いてないから食べたくない」と思う朝もありますよね。でも、ちょっとした生活習慣が原因になっていることもあるんです。
夕食の時間・量・質に問題がある
夕食が遅くなってしまったり、油っこいものを食べすぎたりしていませんか?寝る直前の食事は、寝ている間にうまく消化されず、翌朝になっても胃が重たいまま…なんてことも。「朝はなんだか食欲が出ない」という方は、夜ごはんの時間やメニューを少しだけ見直してみると、朝の体の軽さが変わるかもしれません。
自律神経の乱れ
心や体の調子を整える「自律神経」は、朝の食欲にも関係しています。忙しさやストレス、不規則な生活が続いていると、消化器官の働きが弱まり、朝ごはんを受けつけない体になってしまうことも。まずは、夜しっかり眠ることや、リラックスできる時間をつくることから始めてみてはいかがでしょうか?
ストレスや睡眠不足も影響する
仕事や家事、育児などで日々ストレスを抱えていたり、十分な睡眠が取れていなかったりすると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。そうすると、体がうまく食欲を感じられなくなり、「なんとなく食べたくないな」と感じる朝が増えてしまうこともあるんです。
食欲がない朝でも食べやすい朝食アイデア
「どうしてもお腹が空かないけれど、何か食べておきたい…」という朝にぴったりの工夫をいくつかご紹介します。
温かい飲み物で胃腸を温める
起きたばかりの体は、思っている以上に内側が冷えています。そんなときは、白湯など温かい飲み物をゆっくり飲んでみてください。胃腸のスイッチが入り、体が目覚めていきます。腸の動きが活発になると、昨日食べて溜まっているものが排出されやすくなり、食欲を感じやすくなるでしょう。温かい飲み物を飲んだあとは、少し時間をあけてから朝食をとるのがポイント。目安は30分ほど。焦らず、ゆっくり体を起こしていきましょう。
消化やのどごしの良いものを選ぶ
朝は、のどを通りやすいもの・消化の負担が少ないものを選ぶと◎。たとえば、バナナやミカンなどの果物、シリアルに牛乳をかけたもの、おにぎりなどが食べやすくておすすめです。ゼリーや栄養補助バーなど、サッと食べられるストックを用意しておくのも便利ですよ。
【医師監修】腸活におすすめの朝ごはんって?しっかり食べて気持ちのいい1日のスタートをきろう!
少量から始める
今まで朝食を食べていなかった人がいきなり「しっかり食べよう」とすると、体がびっくりしてしまうことも。まずは小さなおにぎり1個や、果物を少し…そんな「一口朝ごはん」からスタートしてみてください。慣れてきたら、少しずつ量や内容を調整して、自分のペースで朝ごはん習慣を作っていきましょう。
冷たいor温かいものを使い分ける
朝ごはんの「温度」も、意外と大事なポイント。暑い日は冷たいもの、寒い日は温かいものが心地よく感じますよね。その日の気分や体調に合わせて、無理のないメニュー選びをしてみましょう。
忙しい朝にもぴったり!「久原醤油の冷や汁」
朝は時間との戦い。そんな中、「朝ごはんをきちんと食べたいけれど、準備が面倒…」と感じていませんか?そんな時にぴったりなのが、「久原醤油の冷や汁」です。火を使わず、3ステップで簡単に栄養がとれる便利な朝ごはんをご紹介します。
【冷や汁とは?】さっぱり食べられる宮崎の郷土料理
冷や汁は、宮崎県で昔から親しまれている夏の定番ごはん。冷たいだしをかけていただくこの一品は、暑くて食欲がない日でも、つるっと食べられるのが魅力です。
もともとは、夏の暑さをしのぐために、麦飯に味噌と水をかけて食べていたのが始まりといわれています。
一般的な作り方は次のとおりです。
- タイやアジなどの魚を焼き、骨を取り除いて身をほぐす
- すり鉢で白ごまをすり、魚の身と味噌を混ぜてすり鉢の内側にまんべんなく塗りつける
- 炭火の上にすり鉢を乗せて、味噌を炙る
- 焼いた味噌をだし汁で溶いて、冷やす
- 熱いご飯の上に小口切りにしたきゅうりをのせ、冷や汁をかけて完成
各家庭や地域によって作り方や材料が少しずつ異なりますが、食欲の落ちやすい夏の夏バテ対策メニューとして全国的に知られるようになりました。
【久原醤油の冷や汁の特徴】出汁の旨みとごまの風味が豊か
暑い季節でも、つるんと美味しく食べられる冷や汁。その味わいを、もっと手軽に、もっと深く楽しんでほしい——そんな思いから生まれたのが「久原醤油の冷や汁」です。
香りと旨みにとことんこだわったこの一品には、かつお節の中でも特に香り高いとされる「本枯れ節」、濃厚な味わいが魅力の「鮪節」など4種類のだし素材を贅沢に使用。さらに片口鰯の煮干しを加えることで、重なり合う旨みが、奥行きのある特製だしを生み出しています。
そしてもうひとつの主役が、こだわりの「専用たれ」。自社製の麦味噌に、香ばしく炒ったごまを丁寧にブレンドし、口にするたびにふわっと広がる豊かな風味が楽しめます。味は香ばしいごまの風味と深い旨みが広がる「あごだしとごま香る冷や汁」と爽やかな梅の酸味がアクセントの「冷や汁 梅味」の2種類。どちらも、暑い季節や食欲がないときにもサッと食べられる、体に優しくスッと馴染むやさしい味わいです。
作り方もとても簡単で、ごはんに「特製だし」と「専用たれ」をかけて冷たい水を注ぐだけ。お好みで豆腐やきゅうり、大葉をトッピングすると、食感のバリエーションが広がり、見た目にも楽しめます。
火を使わずにサッと作れるのに、しっかりと出汁の旨みを感じられる一杯。忙しい朝や食欲がない日でも、心がほっとする優しい味わいが広がります。
朝食を習慣化するコツ
朝ごはんを食べたほうがいいとは思っているけど、なかなか習慣にするのは難しいですよね。ここでは無理なく朝食を取り入れるための3つのコツをご紹介します
無理に食べずに「少しずつ慣れる」
朝食を食べる習慣がない時に、いきなりボリュームのある朝食を食べるのはなかなか難しいもの。まずは、飲み物や軽い炭水化物など、自分が食べやすいものから始めましょう。プロテインやスムージーなどの飲み物や、おにぎりやパンなどのすぐに食べやすい炭水化物がおすすめです。朝食を食べることに慣れてきたら、栄養バランスや量にも気を付けるようにするといいでしょう。
夕食の時間や内容を見直す
朝にお腹が空かないのは、夜ごはんの時間や量などが影響していると前述しました。そのため寝る2〜3時間前までに夕食を済ませるのがおすすめです。どうしても夕食が遅くなってしまう日は、油っぽい料理は避けて、消化の良い豆腐や野菜スープなどにすると、翌朝スッキリ目覚めやすくなります。
前日に下準備をしておく
朝食を用意する時間がないという場合は、夜のうちに朝食の準備をしておくとスムーズです。夕食の残りを取り分けておいたり、時間がある時にまとめて作り置きのおかずを作ったりするのがおすすめ。起きてすぐ食べられる環境をつくることで、朝ごはんのハードルがぐっと下がります。
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無理なく朝食を取り入れて健康的な一日をスタート!
朝食を習慣にするには、自分にとって「無理なく続けられること」がポイント。時間がなくても、食欲がなくても、工夫次第で朝ごはんは楽しめます。特に「久原醤油の冷や汁」は、火を使わずに作れて、さっぱりと食べられるのにしっかり栄養がとれる優秀メニュー。1日のスタートに、おすすめです。 きっと、体も心もすっきりと目覚めるはずです。

西島 理衣
管理栄養士
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としている。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いしている。

古泉葵
2020年よりフリーランスとして活動中のWebライター。趣味は読書と手芸と料理。食べ歩きも好きで、夫婦で旅行に出かけることが好きです。