X instagram facebook

Apr 10, 2026

【医師監修】麹水の効果や甘酒との違いって?メリットや飲み方を解説

コップに入った麹水

メディアやSNSでじわじわ注目を集めている「麹水」。便秘対策や美肌、ダイエットサポートなど、さまざまな効果が期待されている一方で、「本当にそんなにいいの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、浅草橋西口クリニックMoの頴川 陽子先生監修のもと、麹水とはどんな飲み物なのかをはじめ、期待できる効果や取り入れ方についてわかりやすく紹介します。Related【医師監修】今更聞けない「腸活」とは?始め方や腸内環境改善の効果、おすすめの食材を紹介!
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

麹水(こうじ水)とは?飲む美容液として注目される理由

コップに入った麹水と枡に入った米麹

 

麹水は、乾燥させた米麹を水に浸してつくる、シンプルな発酵飲料。米麹の成分がじんわりと水に溶け出し、手軽に麹の栄養を取り入れられるのが特徴です。

 

甘酒や塩麹に比べてクセが少なく、すっきりとした味わいなので続けやすいのも魅力。材料も工程もシンプルで、忙しい毎日の中でも気軽に取り入れられることから、健康や美容を意識する人たちの間で注目されています。

簡単&手軽|麹水の作り方

コップに入った麹水

 

麹水の作り方はいたってシンプル。おうちで手軽に作れます。

 

<用意するもの>
・米麹…100g
・水…500㏄
・お茶パック…1枚
・ボトル

 

<作り方>
1. お茶パックに米麹を入れる
2. お茶パックをボトルに入れる
3. 水を注ぐ
4. 冷蔵庫にボトルを入れて8時間以上おく

 

できあがったら冷蔵庫で保存し、早めに飲みきるようにしましょう。

甘酒とは何が違う?栄養・カロリーを比較

コップに入った甘酒と、背後に米麹

 

・麹水
腸内環境サポートや代謝の下地作り向き
200g(1杯)約86kcal
主な栄養素:ビタミンB群、ミネラル、消化酵素など

 

・甘酒(米麹)
疲労回復・美肌・体力サポート向き
200g(1杯) 約152kcal
主な栄養素:ビタミンB群、ブドウ糖、必須アミノ酸、オリゴ糖・食物繊維など

 

■日本食品データベースより

 

麹水は、甘酒のように加熱や発酵の工程は不要。常温または冷蔵に数時間置くだけで完成する手軽さも魅力です。Related【医師監修】米麹の甘酒の嬉しい効果とは?栄養や飲み方のポイントをわかりやすく解説
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

麹水の効果とは?腸活・美肌・健康に期待できる働き

お腹をさする女性の腹部 腸活イメージ

 

麹水には、毎日の体を内側から整えてくれるうれしい働きが期待されています。ここでは健康や美容に嬉しい効果を4つ紹介します。

腸内環境を整える効果

麹水には少量ではありますが、麹由来のオリゴ糖が含まれています。このオリゴ糖や麹に含まれる酵素が善玉菌のエサとなり、腸内細菌の働きをサポート。腸内のバランスが整いやすくなることで、すっきりとした毎日を目指す人にもぴったりです。

美肌・肌荒れ対策への効果

肌の調子と腸内環境は、実は深くつながっているといわれています。麹水に含まれるオリゴ糖や酵素が腸内環境を整えることで、吹き出物やくすみ、ごわつきなど、腸からくる肌トラブルの予防にもつながりやすくなります。内側から整えることで、健やかな肌づくりをサポートしてくれる存在といえるでしょう。Related【管理栄養士監修】味噌の美容効果とは?種類・選び方・注意点・取り入れるときのポイントなどを紹介
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

疲労回復・体調サポート

麹由来の酵素には、食べ物の消化を助けて胃腸への負担をやわらげる働きがあるとされています。消化がスムーズになることで、栄養が効率よく体に届きやすくなり、疲れがたまりにくい体へと近づきます。

 

また、麹水に含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝をサポートし、疲れにくい体を維持するために欠かせない栄養素。体の巡りや消化を整えることで、麹水は日常的な疲労回復や体調管理を内側から支えてくれる存在といえるでしょう。

ダイエット中の飲み物としての効果

ダイエットのために食事量を減らしたら、便秘になりやすくなったという人も少なくありません。そんなときに取り入れたいのが麹水です。麹水に含まれる麹由来のオリゴ糖は、腸内環境を整えるサポートをしてくれます。

 

麹由来のオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることで、すっきりを後押し。腸の調子が整うことで、ダイエット中の体調管理にもつながります。Related【管理栄養士監修】からだにいいお茶の種類8つ!おすすめの飲み方と注意点を解説
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

麹水の効果はいつから感じる?

考える女性 イラスト

 

麹水の効果について、感じやすい人、感じにくい人の傾向のほか、効果をいつ頃から感じられるようになるかの目安を解説します。

効果を感じやすい人・感じにくい人の傾向

麹水を同じ期間、同じ量飲んだ場合でも効果の有無には個人差があります。体質や生活習慣によっても差があることを知っておきましょう。

 

【効果を感じやすい人の傾向】
・普段あまり水を飲まない人
・コーヒーやお茶を飲むことが多い人
・軽い便秘、お腹が張りやすい
・発酵食品をあまり摂っていない人

 

麹水で自然と水分補給ができるだけでも、便通やむくみなどに変化を感じやすいことがあります。

 

【効果を感じにくい人の傾向】
・生活習慣が大きく乱れている人
・量を多く飲めばよいと考えがちな人

 

麹水には即効性はありません。また量を多く飲むことで腸が冷えて、逆に調子を崩すことも。

生活習慣が乱れている場合は、麹水だけでは改善は難しいでしょう。麹水を飲みながら、生活習慣も整えていくことで、効果を実感できるようになるかもしれません。Related【医師監修】温活の効果とは?具体的な方法や冷えが身体に与える影響を解説
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

どれくらい続ければ効果が実感できる?

どれくらいの期間、麹水を飲めば体に変化を感じられるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。麹水の効果を実感できるまでの期間には個人差がありますが、1~2週間ほどで変化を感じ始める人が多いといわれています。

 

そのため、まずは少なくとも2週間以上を目安に継続してみましょう。すぐに効果が現れない場合でも、無理のないペースで続けてみるのがおすすめです。

効果が期待できる麹水の正しい飲み方とタイミング

コップに入った麹水と枡に入った米麹

 

麹水は体にやさしい効果がいろいろあります。しかし効果を得るためには、正しい飲み方やタイミングも大事です。

基本の飲み方|飲む量やおすすめの時間帯

【1日に飲む量】
麹水は、1日500ml程度飲むのが理想です。一度にまとめて飲むのではなく、1回100〜150mlほどをこまめに飲むのがおすすめです。

 

【おすすめのタイミング】
・朝イチの空腹時…やさしく腸を目覚めさせて、すっきりした一日のスタートに
・食前に少しずつ…食べ過ぎ防止や、食後の血糖値が気になる人にもおすすめ
・夜寝る前…発酵の力が心と体をゆるめるため、リラックスタイムにぴったり。冬は人肌程度に温めたものを飲むのも◎Related【医師監修】食後コーヒーの健康効果と正しい飲み方|リスクや食前との違いもチェック
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

フレーバー麹水もおすすめ!

レモンを入れた炭酸水 フレーバー麹水イメージ

 

麹水はそのまま飲んでもさっぱりとしていておいしいですが、フルーツなどを加えることで、風味の変化も楽しめます。ここでは、好きなフルーツを入れるだけの簡単なアレンジアイデアを紹介します。

 

・レモン…フレッシュな酸味で爽やかな味わいに。ビタミンCの補充にも。輪切りにして入れるだけで◎

・ミント…清涼感ある香りと味でリフレッシュ。軽く手でもんでから入れると香りが立ちます

・いちごやブルーベリー…甘酸っぱさとかわいい色合いで気分もアップ

・キウイ…ほどよい酸味でさっぱりとした味わいに

 

炭酸水で割ったり、しょうがを加えたりするのもおすすめ。自分のお気に入りアレンジを見つけると、無理なく続けやすくなりますよ。Related食卓になじむ フィルターインボトル|HARIO
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

麹水を飲むときの注意点や保存期間の目安

水分を飲む女性のイラスト

飲みすぎるとどうなる?

体にやさしい麹水ですが、たくさん飲めばいいというわけではありません。特に腸がデリケートな人は、最初は50mlほどの少量からスタートするのがおすすめです。一度に飲みすぎると、腸内バランスが乱れてお腹の調子を崩してしまうこともあるので、様子を見ながら少しずつ取り入れていきましょう。

保存方法と賞味期限の目安

麹水は加熱せずにつくる飲み物で、糖分も含まれているため菌が繁殖しやすい特徴があります。冷蔵保存での目安は3日以内ですが、できれば作ってから24時間以内に飲み切るのが理想です。保存するときは、清潔な容器を使うことも忘れないようにしましょう。

飲むだけじゃない!麹水の使い方

米麹のアップ写真

 

実は麹水は、飲む以外にもさまざまな使い方が楽しめます。

化粧水として使う方法

いつもの化粧水に少量の麹水を混ぜて使うだけでOK。しっとり感が増し、肌がなめらかに整うのを感じやすくなります。ただし保存料が入っていないため、肌に使う場合は作りたての麹水をその日のうちに使い切るようにしましょう。また、念のため二の腕などでパッチテストを行ってから使うと安心です。

使い終わった麹は食べてもOK?

麹水を作ったあとの麹は、そのまま食べることもできます。ごはんを炊くときに混ぜたり、おかゆやスープに加えたりすると、やさしい甘みとコクがプラスされますよ。Relatedレモン麹の使い方って?爽やかで健康的な調味料を簡単に使いこなそう
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

お風呂に入れる活用法

お茶パックに入れたまま湯船に入れるだけで、手軽に麹水風呂が楽しめます。

 

麹に含まれる酵素やビタミン、アミノ酸などの成分が、お湯と一緒に肌になじみ、うるおいを与えてくれます。入浴後の乾燥が気になりにくくなるのも嬉しいポイントです。さらに、麹の発酵による特性でお湯が冷めにくく、ゆっくりと体を温められるのも特徴。血行が促されることで、冷えやむくみのケアにもつながりやすくなります。

 

また、麹に含まれる酵素が古い角質をやさしく整え、肌のキメをなめらかに保つサポートも期待できるといわれています。ただし、効果には個人差があります。肌に合わないと感じた場合は使用を中止し、医師に相談してください。

まとめ|麹水を生活に取り入れて内側から整えよう

コップに入った麹水の上にスプーン1杯分の米麹

 

麹水は、乾燥麹と水だけで手軽に作れる発酵ドリンク。腸内環境のサポートや美容・健康を意識する人が無理なく取り入れやすいのが魅力です。なかなか続かないという人は、フルーツを加えたアレンジで楽しむのもおすすめです。毎日の習慣に麹水を取り入れて、体の内側からすこやかさを育ててみませんか。

Relatedビオラル有明ガーデン店で見つけた、体にやさしいカフェ時間
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎
Relatedぬか漬けは“変わり種”が楽しい!意外な食材で広がるアレンジ術
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎
Related料理家たちも注目!ヘルシーと美味しさを同時に叶えちゃう調味料「発酵旨味オイル」調味料マカセvol.33
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎
Related【医師監修】腸活におすすめの朝ごはんって?しっかり食べて気持ちのいい1日のスタートをきろう!
▶︎▶︎▶︎記事を読む▶︎▶︎▶︎

頴川 陽子

頴川 陽子

浅草橋西口クリニックMo医師

大学病院で乳癌診療を、町のクリニックで内科や皮膚科、訪問診療を行っている。仕事柄、女性のウィメンズヘルスに詳しく多くの患者に寄り添いよりよい医療を提供することを心掛けている。