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Aug 12, 2025

【専門家監修】ジェルネイルで指先が日焼けした!?原因と対策、ケア方法を徹底解説

爪の状態を確かめる女性の手元 ジェルネイル

UVやLEDライトで硬化するジェルネイルは、デザインのバリエーションが豊富で、指先から気分を上げてくれますよね。でも、その“ライトを当てる時間”に「日焼けしてしまうのでは?」と不安に感じている人も多いことでしょう。

本記事では、ネイリスト歴15年、ジェルネイルだけでなく自爪育成など爪の健康にも向き合っている、株式会社Free Style代表 大門和歌さんの監修のもと、ジェルネイルをして指先が日焼けすることはあるのか、さらに対策やケア方法を解説します。ジェルネイルを始めたい人、ジェルネイルをして指先が日焼けした気がするという人は、ぜひ参考にしてみてください。

ジェルネイルで日焼けするって本当?

ネイルサロンでネイルをする女性とネイリスト(LEDライト・硬化)

 

結論からいうと、ジェルネイルで日焼けをする可能性は非常に低いです。

 

ジェルネイルでは、UVライトやLEDライトを使ってジェルを硬化するのを何度か繰り返します。このときに「UV」と聞くと、日焼けをしてしまうのでは?と不安になってしまいますよね。ですが、ジェルネイルに使われるUVライトは紫外線の1000分の1程度の光で、LEDライトも紫外線を含まないライトが使用されているため、日焼けすることはほとんどありません。

 

UVライトよりLEDライトのほうが照射時間が短いため、心配な人はLEDライトを使用するといいでしょう。なお、ネイルサロンでは多くの場合、照射時間が短くて済むLEDライトが使われていることが多いです。

UVライトとLEDライトの違いと日焼けリスク

ジェルネイルに使われるUVライトとLEDライトはどのように違うのか、それぞれの特徴と日焼けのリスクについて考えてみましょう。

UVライトの特徴と注意点

SPF UV の図説UVライトに使われているのは、紫外線です。紫外線にはUVAとUVBがあり、そのうち肌の日焼けの原因となるのはUVBです。ジェルネイルのUVライトに使われているのはUVAなので、基本的に日焼けの原因となる可能性は低いです。

 

また、光の強度の点から見ても、1度のジェルネイルの施術で浴びるUVライトでは、窓際で数秒太陽光にあたった程度のダメージしかありません。数週間に一度程度の施術であれば日焼けの心配はほとんどありませんが、練習のために毎日している、または頻繁にデザインを変えたいという人は、この後に紹介する日焼け対策を取り入れることがおすすめです。

LEDライトの特徴と注意点

ジェルネイルのLEDライト

 

LEDライトに使用されているのはブルーライトです。UVライトに比べて安全性が高いだけでなく、照射時間も短いという特徴があります。その分金額はLEDライトのほうが少し割高になりますが、照射時間のストレスや日焼けのリスクが気になる人には、LEDライトの使用がおすすめです。

 

LEDライトのブルーライトは太陽光の数百分の1程度の光の強さで、屋外で紫外線を浴びるのと比べれば日焼けのリスクはほとんどありません。また、スマホやパソコンから出ているブルーライトと比べても、ネイル用のLEDライトの光は弱いため、そこまで心配する必要はありません。

ジェルネイル施術時にできる具体的な対策

ジェルネイルのUVライトやLEDライトによる日焼けの心配はほとんど不要ですが、それでも「指先がくすんできた気がする」「日焼けしやすい体質だから事前に予防したい」と思ってしまうもの。そんな人のために、ジェルネイルの施術時にできる具体的な日焼け対策を紹介します。

硬化前に日焼け止めを塗る

ハンドクリームを塗る女性の手

 

ジェルネイルをする前に日焼け止めを使うことで、肌を紫外線から守ることが可能です。日焼け止めは太陽光の強い紫外線から肌を守るために作られているので、UVライト程度の光であれば充分にカットしてくれます。塗る時は、爪の表面を避けて皮膚のみにするようにしてくださいね。また、ジェルネイル中はアルコール消毒などで指先の日焼け止めが取れやすいので充分注意しましょう。

ライトを見直す

ネイルライトによる日焼けが心配な人は、ライトを見直すのもおすすめです。紫外線を含まず、照射時間も短くできるLEDライトにすれば、日焼けのリスクを大きく抑えられます。また、ネイルを変える頻度を減らせばその分施術時間も減り、指先をライトに当てる時間をカットできます。

UVカット手袋を活用する

UVカット用の指先だけあいた手袋を活用することもおすすめです。UVカット用の手袋は100円均一などで売られているほか、ネイルショップでも販売されていることもあります。布製品を使うことで施術がやりにくくなったり、硬化前のジェルについてしまったりすることもあるので、使い方には充分気を付けて活用しましょう。


  楽天市場「UVカット手袋」  

ジェルネイルを休んだ方がいいサインは?

ボロボロに薄くなった爪

 

ジェルネイルを何度も繰り返していると、爪の表面が薄くなってしまいます。極端に薄くなったと感じたら、薄くなった部分がなくなるまでしばらくネイルをお休みするのもおすすめです。

 

爪が薄く、弱くなるとジェルネイルの持ちも悪くなるので、「最近いつもどおりネイルをしても長く持たなくなった」と感じたらお休みのサインと考えてもいいでしょう。

 

ほかにも、爪が変色したり、爪の形が変形したりといった場合も、一旦ジェルネイルを休むのがおすすめです。過度な変色や変形が見られる場合、皮膚科で見てもらうことも大切です。

日焼けした指先は戻る?セルフケアのポイント

スキンケア 日焼け止めクリームを手に出す女性

 

ジェルネイルで指先が日焼けすることはほとんどありませんが、それでも日焼けした気がするという場合や、太陽光で手指を日焼けしてしまって気になるという場合は、セルフケアでもとの美しい指先を目指してみましょう。

 

美白成分が含まれるハンドクリームなどでしっかり保湿すれば、乾燥によるくすみを予防しやすくなります。美白成分入りの日焼け止めや美容液なども指先に使って、毎日こまめにケアすることが大切です。

 

より効果的な対策は、皮膚のターンオーバーを促すこと。内側からのケアとしては、コラーゲンの摂取がおすすめです。外側からのケアには、スクラブや美白パックなどを取り入れるとよいでしょう。

日常生活でも使える!指先を綺麗に保つ方法

指先はジェルネイル時だけでなく、日中の何気ない生活でも紫外線にさらされやすい箇所です。そのため、ネイルをする時以外にも日々のケアが大切です。ここでは、日常生活でも使える、指先を綺麗に保つ方法を紹介します。

日焼け止めを活用する

日焼け止め イメージ

 

まずは紫外線対策の基本として、日焼け止めを活用しましょう。指先は夏場だけでなく、一年中太陽の紫外線のさらされる場所です。そのため、指先にも欠かさず一年中日焼け止めを塗るのがおすすめです。

 

指先は手を洗ったり衣類に擦れたりして日焼け止めが取れやすい場所でもあるので、こまめに塗りなおせるように持ち運べるサイズを選んだり、使い心地のいいものを選ぶことも大切です。Related【美容皮膚科医監修】これで完璧!日焼け止めの種類・選び方・塗るときのポイントを解説

保湿を心がける

毎日のスキンケアのタイミングで、指先も一緒に保湿ケアをするのがおすすめです。保湿をすることで乾燥によるくすみ感が気になりにくくなり、綺麗で若々しい指先を保てるでしょう。

 

保湿をするタイミングはいつでもOKですが、朝や夜のスキンケアの時間なら余計な時間がかかりません。化粧水や美容液の残りを指先に塗ったり、ハンドマッサージも一緒におこなうなどのケアを続けていきましょう。ハンドクリームを塗る前に化粧水をなじませておくと、よりしっとりとした仕上がりになりおすすめです。Related【医師監修】手先の冷えに即効マッサージで対策しよう!原因や対策、おすすめハンドクリームも紹介

ネイルオイルを塗る

ネイルオイルを塗る手

 

紫外線は肌だけでなく、爪のうるおいにも影響を与えるといわれています。乾燥が進むと、縦ジワが入ったり、割れやすくなったりといったトラブルの原因になることも。美しい指先を保つためには、爪の保湿ケアも欠かせません。ネイルオイルは、一日2回以上を目安に塗るのがおすすめです。

外出時や運転中は手袋を活用

UVカット手袋とサングラスと帽子 紫外線対策

 

外出時、運転中は薄手のUVカット手袋やアームカバーをして、紫外線をしっかりカットしましょう。指先は紫外線にあたりやすい箇所なので、日々の紫外線対策が大切です。UVカット用のアームカバーや運転用の手袋は100均などで手軽に入手できるので、日々の紫外線対策に早速取り入れてみましょう。

ビタミンを摂取する

ビタミンのサプリを飲む女性の手元 コップ

 

ビタミン群には抗酸化作用があり、これが紫外線によるダメージをケアしてくれます。体の外側からのケアだけでなく、内側からケアしたい人は、意識してビタミン群をとるようにしましょう。

フルーツなどを意識して食べるようにしたり、サプリメントを取り入れるのもおすすめです。ビタミンCだけでなくビタミンB、ビタミンEなどをバランスよくとれる、マルチビタミン系のサプリをチェックしてみましょう。
Related【美容皮膚科医監修】ビタミンCを摂ると日焼けがしやすくなるって本当?関係性を詳しく解説

まとめ

若い女性 ハンドケア スキンケア マッサージ

 

本記事では、ジェルネイルのライトで指先が日焼けすることはあるのか、その場合の対策などを解説しました。ジェルネイルのライトで日焼けをする可能性は低いですが、日々のケアを丁寧におこなうことでよりしっかり日焼けを防ぐことが可能です。

 

指先は日中の何気ない活動でも紫外線の影響を受けやすい場所なので、ネイル時だけでなく日常的に対策とケアを続けることが大切です。指先に透明感があり美しい状態なら、ネイルのデザインもより一層楽しめるようになるでしょう。Related【100均で簡単ネイルオフ】ジェルネイル・マニキュアに便利!繰り返し使えるダイソーの「ネイルオフシリコーンカバー」

大門 和歌

大門 和歌

salon de WAKAオーナーネイリスト/JNA認定講師/株式会社Free Style代表取締役

福岡と東京でネイル/アイラッシュ/エステサロンを店舗展開している現役オーナーネイリスト。世界的なミラノコレクションでネイルのバックヤードとしても活躍。さらに、全国でネイルオーナー育成セミナーも精力的に行っている。

やち

written by...やち

2015年よりフリーランスとして活動中のWebライター。趣味は節約と旅行、レジャー。「いかにお金を使わずに最大限楽しめるか?」を考えながら、年数回の海外旅行を楽しんでいます。