Jan 03, 2025
マヌカハニーは美容や健康に効果的?効能やおすすめの選び方、摂取方法などを解説!
健康や美容に高い効果があると言われているマヌカハニー。のど飴などの商品で謳われているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、近年注目されているマヌカハニーの効果や摂取方法について紹介していきます。健康・美容効果がある反面、摂りすぎるとデメリットになることもあるので、ぜひ知っておいてくださいね。
MOKUJI
マヌカハニーとは?
健康や美容に効果があると人気を集めている「マヌカハニー」。マヌカハニーの原料は、ニュージーランドに植生するマヌカという植物の花蜜です。マヌカ自体が希少であり、通常のはちみつと比べて高い抗菌作用を持っているので、高値で取引されています。抗菌作用をもつメチルグリオキサールや、殺菌消毒作用が期待できるグルコン酸が含まれており、喉のケアや口内環境の維持にも効果的だと言われています。また、免疫力アップにつながるビタミンCや、老化防止にもなるポリフェノール、シリング酸メチルなどが含まれています。活性酸素を抑える働きをもつ抗酸化作用があるため、美容を意識する人へ特におすすめの食材です。
普通のはちみつとの違いって?
はちみつとマヌカハニーは両方とも花の蜜を元にしていますが、それぞれの成分や効果はかなり異なります。一般的なはちみつは、「アカシアはちみつ」や「レモンはちみつ」などで、効力や味は蜜を採取する植物によってそれぞれ。それに対してマヌカハニーは、マヌカから採取されたものだけなので、より厳正な審査を通過したものになります。
はちみつの効果とは?冬に嬉しい保湿や免疫対策に!マヌカハニーの効果
抗菌、抗炎症、殺菌効果が高い
マヌカハニーには、はちみつ特有の殺菌成分に加えて「メチルグリオキサール」という独自の抗菌成分が含まれています。マヌカの原産国となるニュージーランドでは、医療機関でも用いられるほど、その効能は広く認識されています。健康や美容のために継続して接種したい人は、毎日1日3回ほどに分けて、1回小さじ1ほど食べるのがおすすめです。
風邪症状の緩和
強力な抗菌性をもつ自然の抗生物質として、せきや喉の痛みといった風の症状に効果があると言われています。免疫力を高める効果もあり、体調が悪いときにぜひ摂取したいですね。そのままスプーンですくって食べるのももちろんいいですが、紅茶を飲む際に1杯マヌカハニーを入れたり、マヌカハニー入りののど飴をなめたりするのもおすすめです。
腸内環境を改善させる
マヌカハニーには、悪玉菌を減少させ善玉菌を増やし、腸内環境を改善する効果があるとも言われています。日本人の50%以上が感染していると言われるピロリ菌ですが、ピロリ菌はとても生命力の強い細菌なので、感染していると慢性胃炎になる確率が高くなります。マヌカハニーには非常に優れた抗菌作用があるため、ピロリ菌をはじめさまざまな細菌に対して効力があることがニュージーランド、ワイカト大学のピーター・モーラン博士によって証明されています。腸内環境の改善だけでなく、胃に関する重篤な病気の予防や整腸作用にも期待できますね。
美容をサポート
シミや日焼けによる肌へのダメージを最小限に抑えてくれるビタミンC成分が配合されていることや、高い保湿力があるため、美肌効果もあると考えられています。また、抗菌性があるためニキビ予防や肌荒れの改善にも効果的とされています。意外な使い方ですが、フェイスマスクとして直接塗布したり、化粧を落とす際に手持ちのクレンジングに混ぜたりするのもおすすめです。
口内環境の改善
抗菌作用により、虫歯菌や歯周病菌の増殖を防ぐ効果もあります。口内炎ができたときも、直接塗ると痛みや腫れを和らげてくれると考えられています。
傷の治りをサポート
マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールには傷口の雑菌の繁殖を防ぐ効果も。マヌカハニーの粘着性は傷口に潤いを与え、傷の治りをサポートしてくれます。そのため、切り傷や火傷などの外傷に塗ると、治りが早くなると考えられています。
マヌカハニーの選び方
マヌカハニーを選ぶときには、UMF・MGOといった表示を参考にします。MGOは、マヌカハニー1kgに含まれるメチルグリオキサール含有量の指標、UMFはフェノール溶液という殺菌剤とマヌカハニーの抗菌作用を比較した指標です。「UMF10+」という表示では、フェノール溶液10%と同じくらいの抗菌力をもつとされています。「MGO100+」なら、マヌカハニー1kgあたり100mg以上のメチルグリオキサールが含まれます。マヌカハニーは、はちみつと比較すると独特な味をしているので、特有のクセや苦味が苦手に感じる人がいます。マヌカハニーに含まれるUMF・MGOの成分が強くなるにつれて味わいも強くなる傾向があるので、目的に合わせて選んでくださいね。
目安としては以下になります。
手軽な栄養素として | → | UMF5+・MGO83+ |
日常生活の健康維持に | → | UMF10+・MGO263+ |
感染症予防や健康維持に | → | UMF15+・MGO514+ |
抗菌作用を期待する | → | UMF20+・MGO829+ |
高い抗菌作用を期待する | → | UFM25+・MGO1200+ |
マヌカハニーを摂取するおすすめの方法
マヌカハニーは独特な味のため、最初はそのまま食べるのが難しい人もいるでしょう。マヌカハニーに含まれている豊富な栄養を逃さないためには、加熱をしないことがおすすめです。
これらは、そのまま食べるのが苦手な人におすすめの摂取方法です。
・トーストやパンケーキ、ベーグルのジャムとして |
・紅茶などの砂糖の代わりに |
・ミネラルウォーターや炭酸水に溶かして |
・スムージーの甘味として |
マヌカハニーを摂取するデメリットや注意点は?
食べ過ぎに注意
マヌカハニーに栄養があるとは言っても、たくさん食べればいいという訳ではありません。マヌカハニーは100gあたり300kcal程あるため、食べ過ぎてしまえばカロリーの過剰摂取になってしまうので注意しましょう。
赤ちゃんへ与えない
1歳未満の子どもには与えないようにしてください。マヌカハニーには、はちみつと同じようにボツリヌス菌が残留していることがあります。1歳未満の子どもが摂取すると、幼児ボツリヌス症という中毒症状を起こす可能性があります。加熱してもボツリヌス菌は死滅しないので、そのままのマヌカハニーはもちろん、マヌカハニー入りの食品にも気をつけましょう。
ヨーグルトとは相性が悪い
ヨーグルトとはちみつの組み合わせは定番なので、マヌカハニーもOKなのでは?と思いますよね。しかし、マヌカハニーの場合は注意が必要です。マヌカハニーの抗菌作用はとても強いため、ヨーグルトに含まれる乳酸菌も殺菌してしまいます。せっかくの乳酸菌を減らしてしまってはもったいないので、気をつけましょう。マヌカハニーもヨーグルトも食べたい、という人は、食前と食後に分けるといったように、時間差でとることをおすすめします。
マヌカハニーを取り入れてみよう
マヌカハニーは貴重なはちみつで、高い抗菌作用や美容・健康にいい効果があることから年々注目を集めています。食べて内側からはもちろん、塗り薬のように使っても効果があるため、おうちに一つ置いておくと便利ですよね。季節の変わり目の体調を崩しやすいときや、ウイルスが流行っているときなど、状況や目的に合わせてぜひ取り入れてみてくださいね。