Feb 13, 2025
冬に咲く桜「あたみ桜」を楽しもう!おすすめ観光スポットとお祭り情報を紹介

春の象徴ともいえる桜ですが、熱海にある「あたみ桜」は冬に開花を迎える珍しい桜のひとつ。その特性から「冬の桜」とも呼ばれていて、地元民はもちろん、多くの観光客に親しまれています。
この記事では、あたみ桜の特徴や魅力、あたみ桜を楽しめる観光スポットを紹介します。ぜひ今だけの特別な景色を堪能しに、熱海を訪れてみてくださいね。
MOKUJI
あたみ桜とは

あたみ桜は明治4年頃にイタリア人によって持ち込まれた桜で、「日本でもっとも早く咲く桜」として知られています。通常の桜が3月下旬から4月上旬に開花するのに対し、あたみ桜は毎年1月中旬から2月上旬に開花。厳しい寒さが続くなか、濃いピンク色の美しい花をつける姿は、見る人の心をホッと温めてくれます。

また、一般的に桜の開花期間は1~2週間ほどですが、あたみ桜の開花期間は1ヵ月以上と長いのも特徴です。これは、早咲きの花芽と後咲きの花芽がひとつの枝についていることで、「二段構え」の咲き方をするためです。開花してから長い間楽しめるのも、あたみ桜の大きな魅力といえるでしょう。
あたみ桜を楽しめる名スポット4選
シーズンになると、熱海のいたるところで開花を始めるあたみ桜。せっかく鑑賞するなら、人気のスポットで楽しみたいですよね。ここでは、あたみ桜の名所として知られる4つのスポットをピックアップ!おすすめのポイントも紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
熱海親水公園

サンビーチから南に続く熱海親水公園は、家族連れでのピクニックや友人との散策にぴったりの場所。地中海のリゾート地をイメージしていて、あたみ桜をはじめ、多くの樹木や花々が植えられています。

特に「渚デッキ」は、海をバックにあたみ桜を楽しめる絶好のお花見スポット。雄大な景色と潮風を感じながら、美しいあたみ桜を堪能できます。
渚小公園

のんびりあたみ桜を楽しみたいときは、渚小公園がおすすめ。公園内と道路沿いには約15本の桜が咲いていて、ブランコや滑り台など子供向けの遊具もあります。

毎月第2・第4日曜日の早朝は野菜や干物、パン、お菓子など熱海のおいしいグルメが並ぶ朝市も開催されているので、熱海を訪れた際はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
サンレモ公園
サンレモ公園は、イタリアの観光都市・サンレモ市と熱海市の姉妹都市提携を記念して作られた公園です。園内にはたくさんのヤシの木が立ち並び、南国の雰囲気たっぷり。桜は5本と少なめですが、ヤシの木と桜という新鮮な景色を見ることができ、日本にいながらリゾート気分を味わえます。
糸川遊歩道

市内中心部を流れる糸川沿いの遊歩道「糸川遊歩道」は、50本以上のあたみ桜が立ち並ぶ名スポット。

1月から2月には夜桜のライトアップやイベントもおこなわれ、1日を通して賑わいます。

同時期に開催される「糸川桜まつり」は市内でも有名なイベントのひとつで、ファミリーやカップルなど幅広い年代の人々があたみ桜を見に訪れます。
毎年大人気!あたみ桜にちなんだお祭り「糸川桜まつり」とは?

あたみ桜が見頃を迎える時期、糸川遊歩道では毎年「糸川桜まつり」が開催されます。お祭りの開催中は毎日16:30から23:00まで夜桜がライトアップされ、昼間とは違う幻想的な桜を楽しめます。

また、土日や祝日には桜茶やお茶の無料配布、ドラゴン橋周辺では大道芸やバンド演奏、剣舞なども行われるため、華やかな雰囲気のなかであたみ桜を堪能したい方にもおすすめです。冬の熱海を訪れた際は、ぜひ糸川桜まつりにも足を運んでみてくださいね。
あたみ桜と一緒に楽しみたい熱海観光スポット5選

温泉地として名高い熱海には、海や山の美しい景色、おいしいグルメ、歴史的な観光地など、魅力的なスポットがたくさんあります。そこでここでは、熱海のおすすめ観光スポットを5つご紹介!心身ともにリフレッシュできる場所を中心にピックアップしたので、日頃の疲れを癒したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
梅と桜が一緒にみられる!「熱海梅園」

熱海梅園は、明治19年に開園した自然散策地。園内には樹齢100年を超える古木や約500本の梅、400本以上の広葉樹が植えられています。特に梅の品種は豊富で、早咲きから遅咲きまでさまざまな種類を楽しめるため、梅好きにはたまらない場所といえますね。毎年行われる梅まつりの期間はショーやイベントも多く、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。
あたみ桜のついでにお参りへ「來宮神社」

來宮神社は、日本有数のパワースポットとして知られる由緒正しい神社。徳川家の武臣が祈願後に出世したことから、出世や無病息災、商売繁盛、子孫繁栄など、さまざまなご利益があるとされています。

本殿の横には天然記念物にも指定された樹齢2100年のご神木があり、「幹を一周すると一年寿命が延びる」という言い伝えも。毎年、初詣や熱海花火大会の時期は混雑することが多いので、ゆっくり参拝したい人はシーズンを外して訪れるのがおすすめですよ。

ゆったり気分で「足湯」も満喫

温泉が有名な熱海ですが、実は足湯も同じくらい人気があります。熱海には「熱海駅前 家康の湯」など、個性豊かな名足湯があります。

また、桜と一緒に梅も楽しめる熱海梅園では、梅まつりと熱海もみじまつりの期間中だけ特別な足湯もオープン。歩き疲れたときはぜひ各地の足湯に立ち寄って、旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
あたみ桜を見ながらひと休みするなら「ATAMI Café(熱海カフェ)」

ATAMI Café(熱海カフェ)は、穏やかなせせらぎが心地よい糸川沿いにあるお店。熱海の自然と文化を感じながら、地元の食材や四季折々の花々を楽しめる特別な空間です。白を基調としたおしゃれな店内では、専属パティシエが手掛ける「大人可愛い」スイーツを、こだわりの器とともに楽しめます。

熱海ならではのオリジナルスイーツも充実しており、「小春の大好きなビタミンC 熱海レモンケーキ」や「アティーナのシェルブラ熱海橙マドレーヌ」など、地元の素材を活かしたスイーツは、熱海ブランドにも認定された人気商品です。
観光の合間に、熱海の文化や魅力を楽しめる「ATAMI Café(熱海カフェ)」で、ゆったりとしたひとときを満喫してみてはいかがでしょうか。
昼はあたみ桜、夜は「熱海会場花火大会」を楽しもう

熱海の魅力を十分満喫するなら、熱海会場花火も見逃せません。熱海の名物「熱海会場花火大会」は、夏だけでなく、年間を通じて開催される珍しい花火大会です。

三方向を山に囲まれた地形で行われるため、まるでスタジアムにいるかのような大迫力の音を味わえるのが大きな魅力。

2025年最初の開催日は2月21日(金)なので、うまくいけばあたみ桜と一緒に楽しむことができるかも。昼はあたみ桜、夜は花火を満喫して、特別な思い出を作ってみてくださいね。

【2025(令和7)年 熱海海上花火大会開催日】年間予定
春 | 2/21(金)・3/23(日)・4/20(日)・4/28(月) |
夏 | 7/25(金)・8/5(火)・8/8(金)・8/18(月)・8/25(月) |
秋 | 9/15(月祝)・10/13(月祝)・11/3(月祝) |
冬 | 12/7(日) |
<時間> | 20:20~20:40(7月8月のみ20:15~20:40) |
熱海の桜を楽しもう

冬に咲く珍しい桜「あたみ桜」は、熱海でしかみられない特別な品種。毎年、あたみ桜の開花シーズンには各所でさまざまなイベントやお祭りが開催され、熱海全体が活気づきます。ぜひこの時期にしかみられない特別な景色を楽しんで、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
