Apr 13, 2026
【医師監修】日焼け止めは「去年のもの」でも使える?使用期限の目安と注意点を解説
去年買った日焼け止めが、まだ使い切れず「これ、今年も使っていいのかな?」と迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。
実は、去年の日焼け止めでも状態によっては使えることがあります。ただし、開封しているかどうかや保管方法次第では、品質が落ちていたり、肌トラブルの原因になってしまうことも。
この記事では、豊洲内科・糖尿病/形成・美容外科クリニックの澤口悠副院長監修のもと、去年の日焼け止めを使ってもいいかどうかの判断ポイントや、日焼け止めの使用期限の目安、劣化を防ぐ正しい保管方法まで解説します。
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去年買った日焼け止めは今年も使える?

去年の日焼け止めでも、状態によっては使えることがあります。ただし、使う前にしっかりチェックしておくことが大切です。
【使う前に確認したいポイント】
・ふたを開けたときに、いつもと違うニオイがしないか
・クリームや液体が分離していないか
・色が変わっていないか
購入したときとほぼ同じ状態であれば、使用できる可能性はありますが、少しでも違和感がある場合は、無理せず処分するのが安心です。
また、見た目に問題がなくても、体調や肌のコンディション、季節の変化によって、かゆみや赤み、ヒリヒリ感などのトラブルが起こることもあります。使っていて違和感を覚えたら、すぐに使用を中止しましょう。心配な場合は、皮膚科やメーカーの相談窓口に相談してみるのもおすすめです。
日焼け止めの使用期限の目安
日焼け止めにも、使用期限が設けられています。ここでは、確認するときの目安や、知っておきたい注意ポイントをわかりやすく紹介します。
未開封か開封しているかで異なる

去年の日焼け止めが使えるかどうかを見極めるうえで、まずチェックしたいのが「開封しているかどうか」。
未開封:製造からおよそ3年程度
開封後:開封後6ヶ月~1年以内
日焼け止めは、空気に触れたり手に取ったりすることで、少しずつ品質が変わりやすいアイテムです。すでに開封している場合は、「去年のもの=劣化している可能性がある」と考えておくと安心でしょう。
日焼け止めのタイプによっても異なる

日焼け止めはタイプによっても、持ちのよさに差があります。
●ジェルタイプ:約6か月〜1年
水分が多く、比較的雑菌が繁殖しやすい
●クリームタイプ:約1年
空気に触れる機会が多く、比較的酸化しやすい
●液体(スプレー)タイプ:約2〜3年
空気に触れにくく、比較的長持ち
このほか、低刺激タイプやオーガニックタイプは保存料が少ないことも多いため、去年の日焼け止めを使う場合は特に注意が必要です。
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使用期限の確認方法は?

化粧品の使用期限は、必ずしもすべての商品に表示されているわけではありません。これは日本では「製造から3年以内に品質が変化しないもの」については、使用期限の表示が義務づけられていないためです。
パッケージに記載されている期限表示をチェック
期限が記載されている場合は、以下のような表記が目印になります。
【よくある表示例】
MFG:製造年月日
EXP:使用期限
PAO:開封後の使用目安(〇Mなどのマーク)
期限が書かれていないときの判断ポイント
・開封しているかどうか
・日焼け止めのタイプ
・ニオイ・色・分離などの変化
・メーカーへの確認
これらをあわせて確認しながら、無理せず判断するのがおすすめです。
去年の日焼け止めは紫外線カット効果が落ちている?

使用期限が過ぎた日焼け止めは、下記の理由から紫外線カット効果が十分でない可能性があります。
・成分が分離して均一に塗れない
・肌への密着性が低下する
・紫外線吸収剤・散乱剤が劣化する
しっかり守れていない状態で使い続けると、シミやくすみの原因になることも。去年の日焼け止めを使う場合は、いつもと違うと感じたら無理せず新しいものに替えるのがおすすめです。
使用期限切れで起こりやすい肌トラブル

劣化した日焼止めは、下記の理由から肌への負担になることも少なくありません。
・成分が変質して刺激になる
・雑菌が繁殖しやすくなる
・pHバランスが崩れる
その結果、赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などのトラブルにつながることもあります。肌を守るはずの日焼け止めでトラブルを起こさないためにも、去年のものは慎重に判断しましょう。
去年の日焼け止めが使えるかのチェックポイント

去年の日焼け止めがまだたっぷり残っていると、「捨てるのはもったいないかも」「もう少し使えそうかな」と迷ってしまいますよね。そんなときは、見た目や香りをしっかり確認することが大切です。ここでは、使う前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
ニオイの変化
下記のような匂いがした場合は注意が必要です。
・古い油のようなニオイ
・ツンとした酸っぱいニオイ
・カビっぽいにおい
購入したときと明らかに違うと感じたら、使用は控えましょう。ニオイの変化は、劣化のサインのひとつです。
色の変化
劣化が進むと、見た目にも変化があらわれることがあります。
・白いクリームが黄色っぽくなっている
・色が濃くなっている、くすんで見える
日焼け止めは、光や温度の影響で酸化しやすいアイテム。少しでも違和感があれば、無理に使わないようにしましょう。
成分の分離
劣化することで成分が分離することもあります。容器から出したときに、さらっとした液体とドロッとしたかたまりに分かれて出てくる場合も要注意です。成分が分離していると、紫外線カット効果が十分に発揮されないだけでなく、肌トラブルにつながる可能性もあります。
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日焼け止めを劣化させない正しい保管方法

日焼け止めの効果を損なわず、日焼けによる肌トラブルをしっかりと防ぐために、正しい保管方法を紹介します。
直射日光・高温多湿を避けて保管する
日焼け止めは、温度や湿度の影響を受けやすいアイテムです。環境によって成分が劣化し、テクスチャや使い心地が変わってしまうことも。
【おすすめの保管場所】
・温度が比較的安定している場所
・引き出しや棚の中など日光が当たらないところ
・湿気の少ない場所
日焼け止めは、温度や湿度の影響を受けやすいアイテムです。環境によって成分が劣化し、テクスチャや使い心地が変わってしまうことも。窓際や暖房器具の近くなど、温度差の激しい場所は避けるのが安心です。
キャップをしっかり閉めて清潔に保つ
【清潔に保つコツ】
・ノズル部分はティッシュなどで軽く拭く
・毎回しっかりキャップを閉める
使用後はキャップをきちんと閉め、容器の口元を清潔にしておくことも大切なポイントです。空気や雑菌の侵入を防ぐことで、劣化や肌トラブルのリスクを抑えられます。
使い切りやすいサイズを選ぶのもポイント

肌のリスクや保管のリスクを避けるために、1シーズンで使い切れるサイズを選ぶのもポイントです。紫外線は年中降り注いでいるので、夏だけでなく日常的に使う習慣をつけるといいでしょう。去年の日焼け止め問題を防ぎやすくなります。
使用期限が過ぎた日焼け止めの正しい処分方法

日焼け止めの捨て方を紹介します。ただし、自治体によってルールが異なるので、必ず地元の自治体に確認してください。
液体タイプの日焼け止めの捨て方
地域のゴミ収集では、基本的に液体はそのまま回収できないことが多いです。日焼け止めの中身が残っている場合は、いらない布やキッチンペーパーなどにしみ込ませ、しっかり乾かしてから可燃ゴミとして処分しましょう。
クリーム状の日焼け止めで、容器が「可燃ゴミ」に分類されている場合は、中身が少量残っていてもそのまま可燃ゴミに出せるケースもあります。住んでいる自治体のルールを確認してみてくださいね。
スプレータイプの日焼け止めの捨て方
スプレー缶というと「穴をあけて捨てる」イメージを持つ人も多いことでしょう。しかし最近では穴あけ不要の自治体も増えています。大切なのは、中身を最後までしっかり使い切ること。ガスが残っていない状態にしてから、「不燃ゴミ」や「資源ゴミ」など、地域の分別ルールに従って処分しましょう。
まとめ|「去年の」日焼け止めは慎重に判断を

日焼け止めは、未開封であれば比較的長く使えるものの、開封後はできるだけ1年以内に使い切るのが安心です。去年の日焼け止めを使う場合は、ニオイや色、分離などの状態をしっかりチェックしてから判断をするようにしましょう。少しでも不安を感じたら、無理せず新しいものに切り替えるのが肌を守る近道になりますよ。紫外線対策は毎日の積み重ねが大切です。安心して使える日焼け止めで、これからの季節も心地よく過ごしてくださいね。
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澤口 悠
豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック 副院長
関西医科大学卒業後、関西医科大学附属病院にて初期臨床研修を修了。関西医科大学 形成外科や埼玉医科大学 形成外科にて研鑽を積み、形成外科専門医を取得。皮膚科クリニックにも勤務し、形成外科疾患の他、皮膚科疾患の診療も行う。その後は大手美容クリニックにも分院長として勤務し、現在豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック副院長。皮膚全般の悩みや美容医療に携わっており、脂肪吸引のスペシャリストとして数々のメディアにも出演。無理に施術を勧めず、現在の悩みや状態、年齢に適した選択肢を提案し、患者さん自身が納得した上で満足度の高い治療を提供することをモットーとしている。





