レモンやレモン汁は掃除に有効活用できる?効果やおすすめの方法を紹介

シンクに置いたカットレモン

「掃除洗剤をいちいち買うのが面倒くさい」「子供やペットがいるからあまり洗剤は使いたくない」このような悩みはありませんか。実は家庭にあるレモンやレモン汁を使って掃除をすることができます。特にレモンは料理に使った後の皮や絞った後の状態でも使えるので、エコや節約にもなります。そこでこの記事では、レモンの掃除効果やレモンのおすすめの掃除方法を紹介します。意外とレモンはいろいろな場所の掃除に使えるので、洗剤の代わりに掃除に使ってみてくださいね。

レモンの掃除効果とは?

レモンと重曹とタワシやブラシなどの掃除アイテムをお盆に乗せている

 

レモンのどの成分にどのような効果があるのかを解説します。詳しい掃除方法は次のセクションで解説します!

クエン酸はアルカリ性の汚れに!

レモンに含まれるクエン酸は、水垢を緩める効果があります。水垢がたまりやすい水まわりの掃除にレモンは適しています。汚れ落ちだけでなく、掃除後は爽やかなレモンの香りが広がり、空間ごとリフレッシュできるでしょう。

リモネンは油汚れに!

キッチンの油汚れをレモンを使って落とす様子

 

レモンに含まれるリモネンは、油になじみやすい成分なので、油汚れに効果的です。特におすすめの掃除場所は電子レンジ。食品を入れる頻度が高いものの、掃除をこまめにするのは面倒臭いという人も多いのではないでしょうか。レモンを使えば、こびりついた油汚れや食材のカスをきれいに掃除することができます。

天然成分なので環境にも優しく安全に使える

食品であるレモンを使えば、小さな子供やペットがいる家庭でも安全に掃除ができます。特に食品を取り扱う場所は、洗剤を使って掃除をすると洗剤残りが気になる人も多いでしょう。しかし、レモンであれば口に入れても問題ないので、安全に環境にも負荷をかけずに掃除ができます。

こんなところにも!レモンの掃除活用方法

レモンを使って掃除をするおすすめの活用方法を紹介します。

シンクや蛇口の水垢取り

シンクに置いたカットレモン

 

水垢は、水道水に含まれるミネラルが残ってできてしまいます。レモンを半分に切って、水垢が気になるところにレモン汁を付けるようにこすりつけます。上からキッチンペーパーを貼り付けて10分ほど放置してから、メラミンスポンジでこすると水垢が落ちます。もしレモンがない場合でも、レモン汁を活用することもできます。

電子レンジの内部掃除

汚れた電子レンジでカットレモンと水の入ったボウルを加熱する様子

 

電子レンジの掃除には、いつもは捨ててしまう果汁をしぼった後のレモンの皮を使ってみましょう。耐熱容器にレモンを入れ、ひたひたになるまで水を入れます。600Wの電子レンジで4分間温め、電子レンジを開けずに15分ほど放置しましょう。放置することで、電子レンジ内に蒸気が充満し、汚れが落ちやすくなります。最後にいらない布などで電子レンジ内をふいて、扉を開けたまま乾燥させるときれいになります。

ポットのカルキ

電気ケトルのカルキ

 

ポットやケトルは水しか入れていなくても、意外と汚れがたまってしまう場所です。しかし、洗剤を使って掃除をすると、匂い残りが気になる..。そんなときにもレモンがおすすめです。輪切りにしたレモン1個分をガーゼ包み、水を満タンに入れたポットに入れて沸騰させます。沸騰したお湯を湯口から出すことで、配管の中もきれいにできますよ。レモンを取り出し、もう一度水だけで沸騰させてお湯を捨てることで、ポットにこびりついた汚れも落とすことが可能です。

トイレの除菌と消臭

トイレ 便器にトイレブラシが入っている カットレモンを置いている

 

毎日使うトイレを清潔に保つために掃除に苦労している人も多いのではないでしょうか。実はレモン汁をトイレにかけて、ブラシで磨くだけで汚れを落とすことができます。さらに、レモンの爽やかな香りがトイレに充満するので、トイレ自体の匂いやトイレ用洗剤の匂いが苦手な方におすすめです。ぜひ、トイレ用の洗剤をレモン汁に変えてみてくださいね。

衣類などのシミ抜きに

白いシャツとレモンと重曹の写真

 

レモンは消臭や殺菌効果があるので、洗濯にも使用できる自然派洗剤として利用できます。「衣類にレモン汁を付けたら酸っぱい匂いがしてしまうのでは?」と心配になる人もいることでしょう。ですが、レモンにはむしろ嫌な匂いを消してくれる効果があります。レモンで洗濯をする場合、一緒に洗濯機に入れるのではなく、洗濯機に入れる前の漬けおき洗いに使用します。汚れや匂いが気になる衣類を入れたバケツに、水とレモン汁を入れて一晩から1日漬けおきします。その後は通常通りに洗濯機で洗うだけで、衣類をきれいにすることができます。

レモンで掃除をする時の注意点

青いタオルとレモン

 

レモンを使って掃除をする時の注意点を4つ紹介します。

酸に弱い場所の掃除には使わない

1つ目は、酸に弱い場所には使わないことです。レモンの酸は強いので、大理石や金属にレモンを付けると、溶けたりさびたりしてしまうので注意してください。

デリケートな衣類にレモンを使う時はテストをする

2つ目は、デリケートな衣類にレモンを使う時はテストをすることです。素材によっては、生地を傷めたりしみになってしまう場合があります。生地の端にレモンを付けて、生地が変化しないか確認し、問題がなければレモンを使った洗濯をしてみてください。

アルカリ性の洗剤(塩素系漂白剤)と一緒に使わない

3つ目は、塩素系漂白剤を始めとしたアルカリ性の洗剤と一緒に使わないことです。レモンの酸とアルカリ性の洗剤を混ぜると、人体に悪影響があるガスが発生してしまいます。ハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤を使用する時は、レモンを始めとした酸性のものは使用しないようにしましょう。

容量用法を守る

4つ目は、使うレモンの量を守ることです。レモンの酸は強いですが、あくまでも天然由来の成分なので、どの汚れでも落ちるわけではありません。使用する量を増やしたとしても落ちやすくなるという訳ではないため、適量を使用しましょう。万が一レモンだけでは落ちない場合は、アルカリ性以外の洗剤と併用して使用してください。

レモンを掃除にうまく活用しよう

レモンと雑巾とブラシ 掃除セット

 

レモンに含まれるクエン酸が水垢に、リモネンが油汚れに効果があるため、料理で余ったレモン・絞った後のレモン・賞味期限が切れてしまったレモン汁などで掃除ができます。天然成分で口に入れても問題がないので、子供やペットがいる家庭でも使用しやすいので、おすすめです。ぜひレモンを掃除に活用してみてはいかがでしょうか。