小松菜は冷凍保存がおすすめ!生のまま冷凍保存する方法やレシピを紹介

まな板の上でカットされた小松菜

栄養たっぷりでお手頃価格なのが魅力の小松菜。冷蔵保管しているとすぐにしなしなになってしまって困った、なんてことはありませんか?実は、小松菜は下処理なしで生のまま冷凍保存ができます。そこで、この記事では小松菜を冷凍保存する方法と、おすすめの小松菜レシピを紹介します。小松菜のレパートリーがマンネリ気味な人も、ぜひお試しください。

小松菜を冷凍保存するメリット

お皿に出された冷凍のカット小松菜

 

小松菜を冷凍保存することで、長期間新鮮な状態をキープすることができます。冷蔵保存だと表面から水分が抜けて2〜3日でしなびてしまうので、小松菜をたくさん購入した時やすぐに使わない時は、冷凍で保存するのがおすすめです。また、小松菜は他の葉物野菜と違いアクが少ないので、下処理をせずにそのまま冷凍することができます。

小松菜を冷凍保存する方法

小松菜を冷凍保存する方法と解凍方法を紹介します。小松菜を洗う時は根元に泥が溜まっていることが多いので、根元を切り落としてからボウルの中に水と一緒に入れてこすり洗いするといいですよ。

生のまま冷凍

小松菜をカットする男性の手元

 

生のまま冷凍する方法を紹介します。

 

<手順>

  1. 小松菜を洗い、3~4cmの大きさに切る
  2. しっかりと水気を拭き取ってから、冷凍保存用袋に入れて冷凍

約3週間を目安に使い切るようにしましょう。

茹でてから冷凍

茹でられた小松菜

 

茹でてから冷凍する方法を紹介します。

 

<手順>

  1. 小松菜を洗い、鍋で硬めに茹でる
  2. 水気をしぼり、3~4cmの大きさに切る
  3. 1回分(約80g)の小分けにラップで包む
  4. 冷凍保存用袋に入れて冷凍

茹でる時間は20~30秒ほどを目安にして、色が鮮やかになったら取り出します。約1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。

解凍方法

ジップロックに入った冷凍カット小松菜

 

冷凍した小松菜は凍ったまま炒め物や汁物に使うことができます。冷蔵庫や室温での自然解凍も可能ですよ。すぐに使いたい場合は電子レンジで温めたり、流水にあてたりして解凍しましょう。

冷凍保存の際のコツ

水切り中の小松菜

 

冷凍保存をする時のコツを解説します。

 

1つ目は、水にさらす時間を最小限にすることです。小松菜にはビタミンCが多く含まれますが、水に溶けだしてしまうため、長時間水にさらしてしまうと栄養が抜けてしまいます。洗ったり茹でた後に水にさらしたりする時間をなるべく短くするようにしてください。

 

2つ目は、水気を切ってから冷凍することです。水が付いたまま小松菜を冷凍すると、小松菜の周りに霜が付き水っぽくなってしまいます。洗った後や切った後にしっかりと水気を切るようにしましょう。

 

3つ目は、小分けに冷凍保存をすることです。小松菜を何回かにわけて使う場合、大きい袋にまとめて保存すると、何度も袋を開け閉めしたり室温に戻したりしてしまいます。できれば小松菜は1回に使用する分ごとに小分けにしておくと、すぐに冷凍庫から出しやすく品質の劣化を防ぐことができます。

冷凍した小松菜を使ったおすすめレシピ

冷凍した小松菜を使ったおすすめのレシピを紹介します。

出汁で解凍する小松菜のおひたし

 

凍った小松菜を出汁の中に入れて解凍させる「出汁解凍」は、スピーディーに解凍でき出汁や調味料がしみ込むため、時短料理としておすすめです。

 

<材料>
・冷凍小松菜…100g
・めんつゆ(ストレート)…100cc
・かつお節…適量

 

<冷凍手順>

  1. 小松菜の根元を切り落とす
  2. しっかり水洗い
  3. 4cm程度のざく切りにし、空気をしっかり抜いて冷凍保存袋(ジップロック)に入れる

 

<作り方>

  1. 冷凍小松菜の入った袋にめんつゆを入れて、空気をしっかり抜いてジップロックを閉じる
  2. 室温で30分放置して解凍する(30分以上放置する場合は冷蔵庫で)
  3. 小松菜の水気を軽く切って、お皿に盛り付ける
  4. かつお節をのせて完成

下味冷凍!小松菜のクリーム煮

小松菜とお肉などのクリーム煮

 

時間がある週末などに冷凍しておけば、忙しい平日にすぐに料理が完成するレシピです。白だしやみそで和風な味付けは、ご飯にも合うこと間違いなしですね。

 

<材料>
・鶏むね肉…2枚(600g)
・小松菜…1袋
(A)・白だし…50ml
(A)・マヨネーズ…大さじ3
(B)・牛乳…100ml
(B)・みそ…小さじ2
・水溶き片栗粉…大さじ3

 

<下準備> ※冷凍作業は前日より前、解凍作業は前日までに行う

  1. 鶏むね肉をそぎ切りにし、小松菜は3cm幅に切る
  2. ⁡冷凍用保存袋に(A)と鶏むね肉を入れてもみこみ、空気を抜いて封をしたら冷凍庫へ
  3. 別の冷凍用保存袋に小松菜を入れて空気を抜いて封をしたら冷凍庫へ
  4. 食べる前日に鶏むね肉のみ冷蔵室に入れて自然解凍する

 

<作り方>

  1. フライパンに鶏むね肉(下準備④)をならべ、その上に凍ったままの小松菜(下準備③)を入れて広げフタをして中火にかける
  2. 7分ほどして鶏むね肉の周りが白くなり火が通ってきたらひっくり返して、鶏むね肉全体に火が通ったら、(B)と水溶き片栗粉を入れ、とろみがついたら完成


  動画はこちら  

⁡ ⁡

小松菜と冷蔵庫の残り物で中華丼

 

冷蔵庫に少しずつ残っている野菜をうまく活用できるレシピを紹介します。材料に書かれている野菜ではなくても、玉ねぎ・ちくわ・きのこ・シーフードミックスなど自宅の冷蔵庫の中から自由に材料を選んで作ってみてくださいね。

 

<材料>
・豚肉…100g
・にんじん…50g
・白菜…200g
・長ネギの青い部分…2分の1本
・小松菜…3分の1パック
・しめじ…2分の1パック
・うずらの卵
・油…適量
・水溶き片栗粉…大さじ1・大さじ2分の1
・ごま油…お好みで
・黒コショウ…お好みで
(スープ)
・酒…大さじ2
・オイスターソース…大さじ1・大さじ2分の1
・醤油…大さじ2分の1
・砂糖…小さじ1
・中華スープの素…小さじ1・小さじ2分の1
・水…300ml
・おろし生姜…10g
(豚肉の下味用)
・酒…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・片栗粉…小さじ1・小さじ2分の1

 

<作り方>

  1. スープの調味料を全てボウルに入れて混ぜておく
  2. 豚肉は一口大に切り、豚肉の下味用の調味料をもみこむ
  3. 野菜をそれぞれ一口大に切る
  4. フライパンを中火にかけて大さじ1ほどの油をひき、2の豚肉を加熱する
  5. 4の豚肉に焼き目が付いたら、いったん取り出す
  6. 同じフライパンを使って、にんじんなどの硬いものから順に野菜を炒める
  7. 全体を痛めたら、そこに1のスープを入れてしっかりと混ぜ合わせる
  8. スープが温まったら、小松菜・うずらの卵・5の豚肉を入れて沸騰させる
  9. 沸騰したら火を止めて、水溶き片栗粉を3回に分けて入れ、混ぜ合わせる
  10. 再び中火にかけてしっかりと混ぜる
  11. とろみが安定したら火を止めて、ごま油と黒コショウをかけて完成

パパッと作れる甘辛ツナ和え

 

小松菜をおひたしなど和風な味付けばかりで食べることが多いなら、このレシピがおすすめです。焼肉のタレでがっつり目の味付けで、お好みでマヨネーズを入れれば子供にも人気の一品になるでしょう。

 

<材料>
・小松菜…200g
・ツナ缶…1缶(70〜80g)
・すりごま…大さじ2
・焼肉のタレ…大さじ1・大さじ2分の1
・お酢…小さじ2分の1
・しょうゆ…小さじ2分の1

 

<作り方>

  1. (下準備)冷凍小松菜を解凍しておく
  2. 水気を切った小松菜に、ツナ缶・すりごま・焼肉のタレ・お酢・しょうゆを入れて混ぜる
  3. 味がぼんやりしていたら塩、子供向けにマヨネーズを入れるなどで調整して完成

小松菜とバナナの蒸しケーキ

 

野菜を入れたヘルシーなスイーツであれば、ダイエットや健康を気にしている時にも罪悪感なく食べることができます。小松菜やバナナには疲労回復効果もあるので、疲れた時のおやつにぴったりです。

 

<材料>
・薄力粉…160g
・ベーキングパウダー…小さじ1・小さじ2分の1
・小松菜…100g
・バナナ…1本
・砂糖…30g
・牛乳…大さじ4
・レーズン…40g
・油

 

<作り方>

  1. (下準備)小松菜を解凍しておく
  2. 薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかける
  3. フードプロセッサーに小松菜・バナナ・砂糖・牛乳を入れて混ぜる
  4. レーズンはお湯にさっと通して、水気を切る
  5. ボウルに3を入れ、2でふるった粉を3回に分けて入れて混ぜる
  6. 4のレーズンを入れる
  7. 焼き型に油を塗り、生地を8分目くらいまで入れる
  8. 蒸し器の中に入れて、15分蒸す
  9. 竹串をさして何も付いてこなければ、完成

小松菜を冷凍保存して手軽に調理しよう

お皿に盛られた小松菜のおひたし

 

小松菜は茹でるなどの下処理なしで冷凍できる野菜です。お得に購入できた時に、まとめて冷凍しておくと、すぐに料理に使えるので便利です。おひたしなどの和風な味付けのイメージが強いですが、今回紹介したレシピのように洋風・子供にも人気のピリ辛風・スイーツにまでアレンジができるので、ぜひ冷凍庫に小松菜を保管してみてください。