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レモンの種類や、美味しいレモンの見分け方・選び方|賞味期限や保存方法も紹介

置かれた4つのレモンと布 レモンを持つ手

普段から料理やスイーツに使われることが多いレモンですが、実は多くの品種があることを知っていますか。品種によってはレモン独特の酸っぱさがなく、甘味があるものもあります。そこで、この記事では主なレモンの品種とその特徴を紹介します。また、おいしいレモンの選び方や保存方法についても解説しているので、レモンを購入する時に参考にしてくださいね。

レモンには種類があるって知っていた?主な品種と特徴

レモンと一口にいっても、様々な種類があります。主な品種と特徴を紹介します。

マイヤーレモン

マイヤーレモン レモン 種類

 

マイヤーレモンは、オレンジとレモンの自然交配で生まれた交雑種。レモンのようにゴツゴツとした表皮ではなく、つるりとした表面なのが特徴。丸い形で、熟すと黄色からオレンジがかった色になります。日本でも栽培されていて、味は酸味が少なく甘味があります。

リスボンレモン

リスボンレモン レモン 種類

 

リスボンレモンは、ポルトガルが原産のレモンです。耐寒・耐暑・風害に強く、日本でも露地栽培しやすい品種です。果汁が多いのが特徴で、味は酸味が強く爽やかな香りがあります。

ユーレカレモン

アレンユーレカレモン レモン 種類

 

ユーレカレモンは、世界で最も生産されている品種です。リスボンレモンよりも耐寒性がないため、日本ではハウス栽培で生産されています。主な生産地はカリフォルニアの太平洋沿岸・オーストラリア・イスラエルなど。果肉が柔らかく、強い酸味があります。

スイートレモン

スイートレモネード レモン 種類

 

スイートレモンは、その名のとおり酸っぱさが控えめで甘い品種です。オレンジほどの大きさで、小ぶりなグレープフルーツにも見えます。成熟時期の11月頃に採れたものは酸っぱさを感じないほどの甘さがあります。日本ではほとんど栽培されていません。

ビラフランカ

ビラフランカ レモン 種類

 

ビラフランカは、シチリアが原産のレモンです。木にとげが少ないため、とげなしレモンとして苗が販売されています。ジューシーな味で、酸味が強いという特徴があります。広島県を中心に栽培されています。

璃の香(りのか)

璃の香 レモン 種類

 

璃の香は、かいよう病に強い品種として日本で改良された品種です。他のレモンよりも大きく、1つ200g以上の大きさがあります。皮が薄いのが特徴で、そのまま丸かじりができます。種子がないので加工しやすく、ジャムやスイーツなどに使われることが増えています。

おいしいレモンの選び方

おいしいレモンを選ぶためのポイントを紹介します。

表面がきれいで張りがある

表面がツルツルした鮮やかな黄色のレモン

 

1つ目は、表面がきれいで張りがあることです。レモンを手に取った時に、ツルっとしていて表面に張りがあると、果汁がたっぷりと入っています。反対に、外皮がブヨブヨと柔らかくなっているレモンは鮮度が落ちている可能性が高いです。

持ち上げると重みがある

レモンを選ぶ買い物客の手

 

2つ目は、持ち上げると重みがあることです。同じ品種のレモンを持った時に、できるだけずっしりと重いほうが、果汁が詰まっています。軽い場合は果汁が抜けてしまっていることが考えられます。

外皮の色が鮮やかである

緑のレモンやオレンジのレモンがいくつも置かれている

 

3つ目は、外皮の色が鮮やかであること。外皮に色むらがなく、全体的に黄色っぽくなっているものがおいしいですよ。ただし、品種によって色味に差があるので、マイヤーレモンなどはオレンジ色になります。

ヘタが枯れていない

複数のレモンが並んでいる 緑のヘタ 茶色のヘタ

 

4つ目は、ヘタが枯れていないことです。新鮮なレモンはヘタが緑色で、収穫されてから時間が経つと茶色や黒色に変色します。

皮を使った料理は国産がおすすめ

レモンピールのお菓子

 

レモンの皮を使って料理をしたい場合は、国産がおすすめ。アメリカやチリなどの海外から輸入されるレモンは、長時間かけて船で日本に運ばれます。収穫された後にレモンには農薬が散布され、輸送中にカビや汚れが付かないようにしています。散布される農薬の量は健康に問題がない程度だとされていますが、気になる人も多いのではないでしょうか。一方、国産のレモンだとすぐに消費者の元へ届けられるため、農薬を使わずに栽培されることが多いです。そのため、皮ごとレモンを調理したい場合は国産を使うと安心ですね。

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レモンの保存方法

レモンをおいしく食べるための保存方法や賞味期限を解説します。

レモンの賞味期限

いくつか並んだレモンとミント

 

輸入レモンの場合、長い輸送期間があるため、完熟する前に収穫されます。防腐剤などの農薬も使われているので、賞味期限は収穫から3週間~1ヶ月ほどで、比較的長いです。

 

一方、国産レモンの場合は輸送に時間がかからないので、完熟に近い状態で収穫されます。そのため、賞味期限は約2週間です。

 

また、カットされたレモンの場合は、切り口からどんどん果汁が蒸発し乾燥してしまいます。レモンは切ったらなるべく早く使い切るようにしましょう。

室温での保存方法

段ボールに入ったレモン

 

レモンは基本的に冷蔵庫で保管するのがベストですが、秋から冬の気温が低い時期は風通しのよい冷暗所でも保管が可能です。なるべく早く使い切るようにしましょう。

冷蔵庫での保存方法

冷蔵庫での保存方法は、レモンを丸ごと保存袋に入れて野菜室で保管します。カットしたレモンの場合は、切り口にぴったりとラップを巻き付けてから野菜室で保管しましょう。

冷凍庫での保存方法

お皿に入った凍ったスライスレモン

 

レモンは冷凍でも保存が可能。半分にカットしたレモンの場合は、ラップに包み冷凍用保存袋に入れます。輪切りにスライスしたレモンの場合は、種を取り重ならないように冷凍用保存袋に入れます。冷凍庫での保存の場合は、3~4週間以内に食べ切りましょう。

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おいしいレモンを料理に使おう

お盆に入った洗われたレモン

 

レモンには多くの種類があり、日本でも栽培されています。種類によって味や見た目が異なりますので、使いたい料理に合わせて選んでみてください。国産のレモンの場合は、農薬が使われていないことが多く、皮ごと調理することが可能です。レモンは冷蔵庫の野菜室で保存すれば、賞味期限は2~3週間です。半分に切ったり輪切りにスライスしたりしてから冷凍庫でも保存できるので、余った場合は試してみましょう。ぜひお好きな味のレモンを使って、おいしい料理を作ってみてくださいね。

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古泉葵

written by...古泉葵

2020年よりフリーランスとして活動中のWebライター。趣味は読書と手芸と料理。食べ歩きも好きで、夫婦で旅行に出かけることが好きです。