Feb 16, 2025
記録するだけで健康に?体調管理に役立つライフログのメリットと始め方

健康的な生活を送るためには、自分の体調や生活習慣を把握し、適切に管理することが大切です。一方で、忙しい毎日の中ではどうしても自分の体調の変化に気づきにくくなりがちですよね。
そこで注目されているのが、手軽に日常を記録できる「ライフログ」です。この記事では、ライフログのメリットや記録したい内容、具体的な始め方や続けるためのコツを紹介します。ぜひ今日からライフログを始めて、より健康的な毎日を送りましょう。
MOKUJI
ライフログ(lifelog)とはどんな意味?
ライフログとは、日常生活の中で自分が感じたことや行ったこと、体調や感情の変化を記録することを指します。記録するツールはスケジュール帳やノートなど紙だけでなく、SNSやスマートフォンのメモ帳など、どんなものでもOKです。最近では、スマートウォッチやスマホのアプリで簡単にライフログを付けられるものも増えていて、より手軽に記録を残せるようになっています。
ライフログを体調管理に使う3つのメリット
ライフログを体調管理に使うと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、特に重要な3つのメリットをご紹介します。
体調の変化を「見える化」できる
日々の体調は、気温や食事、睡眠、それにストレスなど、さまざまな要因によって変化します。ライフログで体温、睡眠時間、食事内容、運動量、その日の気分などを記録することで、体調の変化を客観的なデータとして把握できるようになります。また、記録したデータをグラフや表などにまとめると、変化の傾向やパターンがより明確になり、自分に合った対策を立てやすくなります。
不調の隠れた原因に気付きやすくなる
ライフログをつけると、日々の生活や体調の変化から新たな発見をしやすくなります。たとえば「雨の日はなんだか疲れやすいな」「睡眠不足の日は気分が落ち込みがちかも」など、自分の生活を客観的に見つめ直すことで、これまで気づかなかった変化やその原因に気付けます。天気や気温、ストレスと体調の関連性など、普段見過ごしがちな要素もデータとして記録して、より正確な健康管理を目指しましょう。
健康的な生活習慣を意識しやすい
ライフログをつけることは、生活習慣を見直す良いきっかけにもなります。「睡眠時間が6時間を切っている」「運動不足が続いている」など、客観的なデータを目にすると、「このままでは良くない」という意識が芽生え、何か行動を起こしてみようという気持ちに。問題がハッキリわかることで「毎日30分早く寝てみよう」「寝る前にカフェインを摂るのをやめてみよう」など具体的な目標も立てやすくなり、継続のモチベーションにもつながります。
ライフログを始めるために必要なものって?
体調管理のためのライフログを始めるのに、特別な準備はほとんど必要ありません。まずは手元にあるノートや手帳を使って、気軽な気持ちで始めてみましょう。
なお、デジタル派の人には、スマートフォンのメモ帳や健康管理アプリがおすすめです。最近は睡眠時間や歩数などを自動で記録してくれるものや、体調の変化を手軽に入力できるものなど、機能性が高いアプリもたくさんあります。無料のものから有料のものまで種類も豊富なので、自分に合ったものを探してみてくださいね。
今日から実践!ライフログの始め方
ライフログを始めたいけれど、何から手をつければ良いか迷っていませんか?スムーズにライフログを始めるには、記録する内容とツール選びが重要です。ここでは、今日からすぐに実践できるシンプルなライフログの始め方を紹介します。
記録する項目は固定する
まず大切なのは、「毎日何を記録するか」を決めること。嫌になってしまわないよう、固定の項目は初めからたくさん作らず、徐々に増やしていくのがおすすめです。最初から完璧を目指す必要はないので、これだけは記録しようという項目をいくつか決めて、毎日続けることを目標にしましょう。
記録ツールは目的に合ったものを選ぶ
ライフログ用の手帳や記録ツールを選ぶ際には、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。たとえば、日々の体調、食事、睡眠などを簡単に記録したい場合は、シンプルなノートやマンスリータイプの手帳が最適です。
一方、日々の出来事や感情を詳しく書き留めたい場合は、1日1ページタイプのデイリー手帳や大きめのノートが良いでしょう。記録したデータをグラフで表示したり、データ分析を行ったりしたい場合は、スマートフォンのアプリも活用してみてくださいね。

なにを記録する?体調管理ライフログ3つのポイント
体調管理のためのライフログでは、何を記録するかがとても大切です。ただ漠然と記録するのではなく、重要なポイントを押さえることで、より良い効果が期待できるでしょう。ここでは、ライフログで記録すべき3つの重要なポイントを紹介します。
体の状態:体温、体重、睡眠時間など
特に重要なのは、日々の体温・体重・睡眠時間の記録です。体温と体重は朝晩など、決まったタイミングで測るのが理想です。朝起きた時間も忘れずに記録して、睡眠のリズムやパターンを把握しましょう。
また、頭痛や腹痛などの具体的な症状やいつから始まったかを記録しておくと、体調管理がしやすくなります。女性の場合は生理が始まった日なども記録しておくと、正確な生理周期を把握しやすくなりますよ。
生活環境:天気、気温、その日の出来事など
気温や天気は、体調に大きな影響を与える要素です。気温は体調に大きく影響するため、暑い日や寒い日、気温が急に変化した日などは、体調の変化と併せて記録しておくのがおすすめです。また、その日の出来事を簡単にメモしておくのも良いでしょう。「今日は一日中会議だった」「久しぶりに友人と会った」など、印象的な出来事を記録することで体調の変化と出来事の関連性が見えやすくなり、不調の予防につながります。
心の状態:気分、感情、ストレスレベルなど
最後に、気分や感情など、メンタル面も記録してみましょう。心と体は繋がっているので、メンタルの状態は体調に大きな影響を与えます。たとえば、「今日は朝から気分が落ち込んでいる」「些細なことでイライラしてしまった」など、その日の気分や感情を簡単に記録してみてください。余裕がないときは、「嬉しい」「悲しい」「不安」「楽しい」など、簡単な言葉で表現するだけでも十分です。自分だけの「体調管理ノート」を作るような感覚で、気軽に記録してみましょう。
ライフログを続けるための3つのコツ
ライフログは、続けることで効果を発揮します。ですが、忙しい日々の中、毎日記録を続けるのは意外と難しいもの。ライフログを続けるためのポイントを押さえて、無理なく長期的な健康管理を目指しましょう。
自分が楽しめるスタイルを見つける
ライフログを続ける上で1番大切なのは、自分に合った無理のないスタイルを見つけることです。シールやマスキングテープなどでライフログをデコレーションすると作業自体が楽しくなり、記録するのが待ち遠しくなりますよね。また、文字を書くのが苦手な人は、イラストや記号を活用して視覚的に記録するのもおすすめです。あまり凝りすぎて記録が面倒にならないように、楽しみながら無理のない範囲で続けましょう。

毎日決まったタイミングで記録する
ライフログを習慣化するためのポイントは、毎日決まった時間に記録することです。たとえば、寝る前や朝起きた後など特定の時間に記録することで、自然と習慣化しやすくなります。最初は意識して時間を作る必要があるかもしれませんが、続けていくうちに、書かないと物足りないと感じられるようになります。無理なく続けられるよう、自分に合った時間を見つけて、習慣にすることを心がけてみてくださいね。
完璧主義は捨てて気楽に続ける
「毎日必ず書かなきゃ」「すべての項目を埋めよう」と考えると、それがプレッシャーになり、ライフログを続けるのが難しくなります。書けない日があっても気にせず「今日は書けなかったけれど、明日からまた書こう」というくらいの気持ちで、気楽に続けることが大切です。完璧主義になりすぎず、肩の力を抜いて取り組むことが、長続きの秘訣ですよ。
おわりに
ライフログは単なる記録ではなく、自分自身と向き合い、健康を維持するための大切な手段です。手帳やアプリなど、自分に合った方法で気軽に始められるのも、ライフログの魅力のひとつです。ぜひ、自分に合った方法でライフログを始めて、日々の健康管理に役立ててみてくださいね。