May 30, 2025
東京でホタルを見よう!初夏の夜の幻想に癒されるおすすめスポットを紹介♪

初夏の夜、静かな水辺を舞うほのかな光。まるで星が地上に降りてきたような、ホタルの幻想的な風景を東京で楽しめることをご存知ですか?実は東京にもホタル観賞を楽しめる穴場が意外とたくさんあります。この記事では、東京都内でホタルが見られるスポットを紹介します。天然のホタルが見られるスポットや祭りを楽しめるスポットも紹介するので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
MOKUJI
東京でホタルを見るなら外せない人気スポット
「ホタルは都会では見られない」というイメージはありませんか?実は東京にもホタルが見られる場所がたくさんあります。ここでは、アクセスのよさと観賞環境の整備が魅力の人気スポットを紹介します。デートや親子のお出かけにもぴったりですよ!
ホテル椿山荘東京(文京区)

まるで東京とは思えない——そんな豊かな緑に包まれた「ホテル椿山荘東京」の庭園では、毎年5月中旬から6月下旬にかけて、ホタルの幻想的な光を楽しめます。
庭園は、宿泊やレストランの利用者が散策できます。庭園には、霧が立ちのぼる幻想的な演出「東京雲海」もあり、ホタルとの共演はまさに夢のようなひととき。まるで異世界に迷い込んだかのような体験が楽しめます。
また、なかでも注目なのが「ほたるの夕べディナービュッフェ」。初夏の味覚を取り入れたメニューや、ローストビーフ、お寿司など、和洋中の豪華な料理がずらりと並びます。食事を楽しんだあとは、静かな庭園を歩きながら、ホタルの光に癒される夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
イベント時期 | 5月16日(金)〜6月29日(月)
※特定日開催 |
料金 | 大人 月~木 13,500円/金~日15,500円
小学生 6,500円 幼児(3歳~)4,000円 |
事前予約 | ほたるの夕べディナービュッフェ | 東京のホテルならホテル椿山荘東京。【公式サイト】 |
その他 | ※お食事会場から蛍はご覧いただけません。
※気象条件により蛍をご覧いただけない場合がございます。 ※6月中旬以降の蛍は、ビオトープでご覧ください。 |
HANA・BIYORI

神秘的なホタルの光が見られる初夏の夜限定イベント「ほたるびより」が、よみうりランド隣接のフラワーパーク「HANA・BIYORI」で開催されます。HANA・BIYORI では2009年からホタルの飼育と環境整備に取り組んでいます。井戸水が流れる小川に飛び交うゲンジボタルやヘイケボタルを間近で観賞できるのが魅力です。

スタッフによる「ほたる勉強会」では、ホタルの生態や観賞のポイントについて無料で解説も。隣接する遊園地「よみうりランド」とあわせて、一日たっぷり楽しめますよ。ホタル観賞のあとは、「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」の絶景露天風呂で、ゆっくり癒されるのもおすすめです。

観賞時期 | 5月23日(金)~6月29日(日) ※6月12日(木)は非開催日 |
観賞時間 | 19時40分~21時 |
料金 | ほたる観賞日時指定チケット…(小学生以上):400円 ※未就学児無料
※別途「HANA・BIYORI入園券」もしくは「花景の湯入館券」が必要です |
事前予約 | よみランCLUB【公式HP】でのチケット購入が必要(当日券は、10時より入園口にて若干数販売予定) |
岩蔵温泉 儘多屋
青梅市・成木地区を流れる成木川と北小曽木川は、豊かな自然と清らかな水に恵まれ、自然発生するホタルの名所として知られています。なかでも岩蔵温泉にある老舗宿「岩蔵温泉 儘多屋」では、毎年恒例の「ホタル&自然観察ツアー」を開催。地元の自然観光指導員によるガイド付きで、ホタルはもちろん、川辺に暮らす昆虫や植物についても楽しく学べます。
ツアーで案内されるのは、地元の人しか知らない隠れたホタルの観賞スポット。ホタルの舞と自然に触れる贅沢な時間を楽しめます。都会の喧騒を離れて、静けさの中に光る癒しを見つけてみてはいかがでしょうか?
観賞時期 | 6月27日(金)、6月28日(土)
※雨天中止 |
観賞時間 | 20時~21時15分 |
料金 | (ツアー料金のみ)大人2,500円、小中学生1,500円
未就学児無料(宿泊の場合割引あり) |
事前予約 | 要予約 |
夕やけ小やけふれあいの里

里山の自然が広がる「夕やけ小やけふれあいの里」で開催される「ホタルの夕べ」は、園内の小川を中心に、ホタルが飛び交う姿を間近で観賞できるイベント。小さなお子さんと一緒に楽しめるため、ファミリーにも人気で、毎年多くの人が訪れます。

ホタルの孵化にも取り組むなど、観賞環境が丁寧に整えられている夕やけ小やけふれあいの里。広々とした園内では、キャンプやバーベキュー、ウサギやモルモットとのふれあいやえさやりなどの自然体験も満喫できます。自然の中でたっぷり遊んだあとは、夜空の下でホタルの光に癒される、特別な時間を過ごしてみませんか?

観賞時期 | 6月7日(土)〜6月22日(日) |
観賞時間 | 18時〜20時45分 |
料金 | 大人200円、子ども100円 |
事前予約 | 不要 |
(※駐車場待ちはできませんのでご注意ください)
足立区生物園

幻想的なホタルの光が、昼間でも楽しめる——そんな特別なイベントが「足立区生物園」で開催されます。屋内で行われる「昼のホタル観賞会」では、水辺の自然環境を象徴するヘイケボタルの光を、座りながらゆったりと観賞することができます。

2階にあるミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないホタルグッズの販売もあり、思い出に残るひと品に出会えるかもしれません。小さなお子さんから大人まで楽しめる内容で、自由研究にもぴったり。屋内開催のため、雨の日でも安心して訪れることができますよ。初夏ならではの幻想的なひとときを、ぜひ体験してみてくださいね。
イベント時期 | 6月中の土日(※6月1日を除く) |
イベント時間 | 13時〜16時の間で開催
(20分ごとに入れ替え制) |
料金 | 無料(別途入園料) |
事前予約 | 不要 ※各回【先着40名】 |
※生体の状況により、実施内容が変更になる場合がございます。
天然のホタルを東京で見られるスポット
より自然に近い環境でホタルの光を堪能したい方には、こちらのスポットがおすすめです。水辺を歩きながら、ふわりと舞う光を追いかける体験は格別ですよ。
秋川渓谷・養沢川(あきる野市)

東京都心から約1時間、“東京の秘境”と呼ばれる自然豊かな「秋川渓谷」。その支流にあたる養沢川では、初夏の夜になると自然発生したホタルたちが静かに舞い、美しい光の風景を描き出します。
なかでもおすすめは、落合地区にある「徳雲院」近くの石畳の小道。川のせせらぎと涼やかな風に包まれながら、ホタルの光がゆらめく幻想的なひとときを楽しめます。
なお、無料駐車場が十里木に設けられています。近隣住民の方々への迷惑となる路上駐車は避け、マナーを守って静かに鑑賞しましょう。涼風わたる夏の養沢川で、静かに光るホタルの光をぜひ楽しんでくださいね。
観賞時期 | 6月上旬から6月下旬(例年) |
鑑賞時間 | 20時から21時 |
料金 | 無料 |
事前予約 | 不要 |
初夏の祭りとホタルを楽しめるスポット
お祭りと一緒に楽しめる東京のホタルイベントも見逃せません。屋台や提灯の明かりと、ホタルの光が溶け合う幻想的な夜を体験しましょう。
福生ほたる祭/ほたる公園(福生市)

毎年6月に福生市で開催される「福生ほたる祭」は、福生市最大級の人気イベント。地元の方が大切に育てたゲンジボタルが「ほたる公園」周辺を舞う幻想的な光景が、訪れる人々を魅了します。第60回となる令和7年は、せせらぎ通りに20店舗を超えるケータリングカーや模擬店が並び、福祉センターでは子ども向け縁日も開催。

ステージイベントも披露され、家族みんなで楽しめる内容が盛りだくさんです。JR 青梅線「牛浜駅」から徒歩10分のため、都心からのアクセスが良い点も魅力。お祭り気分とホタルの光を一度に楽しめる、初夏の思い出づくりにぴったりのスポットです。
開催日 | 令和7年6月1日(日) |
開催時間 | 15時〜21時(小雨決行) |
料金 | 無料 |
事前予約 | 当日配布の整理券が必要
※配布枚数に達した時点で配布を終了 ※詳しくは公式WEBサイトをご確認ください |
せたがやホタル祭りとサギ草市
毎年7月中旬に開催される「せたがやホタル祭りとサギ草市」は、世田谷の夏の風物詩。会場の代官屋敷では、特設のホタル観賞テントに放たれた約1500匹程度のヘイケボタルが幻想的な光を放ちます。テント内は真っ暗になっているので、夜を待たずにホタル観賞ができるのがうれしいポイントです。そしてもうひとつの主役が、可憐な白い花“サギ草”。開花時期にあわせて展示販売が行われ、会場を華やかに彩ります。
出店も豊富で、地元物産やフルーツあめなどの屋台、インドカレー、映画のパンフレットなど個性あふれるお店が並び、家族連れやカップルにも人気。地域の人々の思いが詰まった、心温まるお祭りです。
開催日 | 7月中旬(天候により内容が一部変更または中止となる場合あり)
※現在未定 正式な発表があり次第、情報を更新いたします。 |
料金 | 無料 |
事前予約 | 不要 |
東京のホタルが見れるスポットで夏を楽しもう
ホタルの光は、私たちの心にそっと寄り添ってくれる癒しの存在です。東京にも、自然の営みを身近に感じられる場所がまだまだ残されています。日が落ちて、静けさに包まれた川辺や庭園にふわりと浮かぶ小さな光。その幻想的な瞬間は、大人も子どもも時間を忘れて見入ってしまうはず。儚くも美しい夏の夜の景色を、ぜひ自分の目で確かめてみてくださいね。

あまち
2022年よりフリーランスとして活動中のWebライター。現在は2児の母として育児と仕事を両立に奮闘中。趣味は家族とのレジャーや、カフェで過ごすひととき。