Oct 29, 2025
アヒージョの食べ方・作り方完全ガイド|残ったオイルの活用法からおすすめ具材まで紹介
スパニッシュレストランなどで親しまれているアヒージョは、自宅でも簡単に再現できる人気メニューです。ワインなどのお酒と合わせて楽しむのはもちろん、具材次第では家族みんなで楽しめるおかずにもなります。
どんなオイルや食材を使えばより美味しく仕上がるのか、基本の作り方とともにチェックしてみましょう。
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アヒージョとは?由来と基本的な特徴

アヒージョはスペイン・アンダルシア地方発祥の料理で、名前には「刻んだにんにく」という意味があります。 熱したオリーブオイルに刻んだにんにくと具材を入れて煮る料理で、具材は海鮮やウィンナー、野菜などさまざま。 残ったオイルはバゲットやチュロスに浸して楽しむこともでき、ひとつの料理で何度も味わえるのが魅力です。
シンプルな味付けだからこそ、定番の具材だけでなく、変わり種の食材を取り入れて自分好みのアヒージョを探してみるのもおすすめです。
アヒージョの食べ方の基本

アヒージョの食べ方の基本は、オリーブオイルの風味を楽しむことにあります。本場のスペインでは、アヒージョはオリーブオイルそのものが主役で、具材はそのオイルの旨味を溶かす役割として考えられています。
まずはオイルをパンにつけて味わいましょう。オイル自体にエビやきのこなどの旨味が染み込んでいるので、その香りとコクを堪能するのがポイントです。その後、具材を順に味わい、オイルを最後まで楽しむのが本場流の楽しみ方です。
具材はあくまで“オイルに旨味をプラスする脇役”なので、オイルの味をメインに意識して食べることで、より奥深い味わいを感じられます。
アヒージョの調理器具

アヒージョを作る際は、調理にも食卓にも使える冷めにくい器具を選ぶのがおすすめです。熱を均一に保てる鋳鉄製のスキレットは定番。小さめで浅い形状のものがアヒージョには適しているので、コンパクトなフライパンでも代用できます。

また、グリルプレートやたこ焼き器を使ってもアヒージョは楽しめます。オーブン対応のグラタン皿もおすすめで、料理の見た目自体も華やかにしたいという人にぴったりです。熱々をキープしつつ、味も見た目もアヒージョを楽しみましょう。
アヒージョの作り方
アヒージョの作り方の基本と、よりおいしく楽しむためのポイントを紹介します。
アヒージョの作り方ー手順

アヒージョの作り方はとてもシンプルです。まず、オリーブオイルにスライスしたにんにくを入れ、弱火でじっくり香りを引き出します。次に、四等分ほどにした鷹の爪を加え、用意した具材を入れて火が通るまで煮込みましょう。焦げつかないように火加減に気を配りながら、具材が柔らかくなり、にんにくとオイルの香りが全体に馴染んだら完成です。
具材はエビやマッシュルーム、きのこなどが定番ですが、好みに合わせてアレンジするのもおすすめ。オイルが激しく泡立たない程度の弱火で、ゆっくりと火を通すのが美味しく仕上げるコツです。
【ポイント】具材の水分をしっかりきる

アヒージョを美味しく仕上げるためには、具材の水分をしっかり切ることが大切です。水分が多いままだと、オイルがはねたり、味が薄まってしまいます。調理前に下茹でをしたり、ペーパータオルで丁寧に水気を拭き取っておきましょう。
特にきのこや野菜は水分が出やすいため、ペーパータオルなどで丁寧に拭き取るなどの調理前のひと手間が味の決め手になります。
【ポイント】下味はオリーブオイルに漬ける前に

具材の下味は、オリーブオイルに漬ける前につけるのが基本です。オイルに浸けた後では味が入りにくくなるため、塩や胡椒などであらかじめ味を整えておきましょう。
魚介類や肉類は軽く塩を振って余分な水分を抜いておくと、旨味がより凝縮されます。 下味をしっかりつけておくことで、具材の味わいとオイルのコクが一体となり、全体のバランスがぐっと良くなります。
【ポイント】加熱しすぎない
アヒージョの加熱は短時間で十分です。オイルが温まれば、あとは余熱で具材に火が通ります。加熱しすぎると、食材が固くなったりオイルが濁ってしまうため、1分程度を目安に仕上げましょう。
また、再加熱する際も注意が必要です。急激に再加熱したりせず、弱火でゆっくり温め直すことで、風味や食感を損なわず美味しく味わえます。
オリーブオイルの選び方

アヒージョの味を決める要となるのが、オリーブオイルの選び方です。加熱に強く、クセが少ないピュアオリーブオイルをベースに使うのがおすすめ。仕上げにエキストラバージンオリーブオイルを加えれば、香り豊かな風味が広がります。
オイルの量は具材がしっかり浸かる程度が目安ですが、多すぎると重たく感じることも。塩加減とのバランスを見ながら、素材本来の味とオイルの香りを引き立てるように調整すると、より本格的なアヒージョに仕上がります。
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アヒージョにおすすめの食材
アヒージョにおすすめの食材を紹介します。定番からちょっと変わった具材まで、自分好みの楽しみ方を見つけてみてください。
【野菜】アヒージョにおすすめの食材

アヒージョにはさまざまな野菜がよく合います。どのような具材を入れたらいいか迷ったときは、以下の野菜やきのこを取り入れてみましょう。
・じゃがいも
・ミニトマト
・ズッキーニ
・パプリカ
・ブロッコリー
・エリンギ
・しめじ
・マッシュルーム
野菜それぞれの食感や風味が、アヒージョの魅力をいっそう引き立ててくれます。冷凍野菜を使う場合は、しっかり水気を切り、解凍後に軽く炒めてから加えると旨味を逃さず仕上がります。
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【肉・魚】アヒージョにおすすめの食材

肉や魚介類もアヒージョの具材にぴったりです。
・鶏肉
・エビ
・イカ
・ホタテ
特に魚介類は自然な塩味が旨味を引き立て、オイルに深みをプラスしてくれます。ベーコンやソーセージも塩気と脂がアクセントとなり、より豊かな味わいを楽しめるでしょう。
【その他】アヒージョにおすすめの食材

その他の具材としては、以下のような食材もおすすめです。
・オリーブ
・ミニモッツァレラチーズ
・アンチョビ
・カリフラワー
・アスパラガス
オリーブは塩気と旨味が加わり、味のアクセントに。ミニモッツァレラはとろける食感がオイルと相性抜群です。アンチョビは深いコクを与え、味に奥行きを出してくれます。カリフラワーやアスパラガスも、食感の違いを楽しみたい方におすすめです。
アヒージョをより楽しむ!Q&A

アヒージョをより楽しむための、よくある質問と回答を紹介します。あまりなじみのない料理だからこそ、失敗せずに楽しめるよう、以下のポイントもチェックしてみてください。
アヒージョは冷めたらどうする?
冷めたアヒージョはオリーブオイルが固まり、味や食感が落ちてしまいます。再加熱する際は、強火を避けて弱火でじっくり温めるのがコツです。急激な加熱はにんにくの風味を飛ばし、具材が硬くなる原因になるので注意しましょう。電子レンジで温める場合も、短時間ずつ様子を見ながら加熱するのがおすすめです。食べきれなかったオイルは別容器に移して冷蔵保存し次の料理に活用すると無駄なく楽しめます。
冷凍できる?残ったオイルの保存方法

アヒージョで余ったオリーブオイルは、保存方法を工夫すれば風味を長持ちさせられます。清潔な密閉容器に移し替え、空気に触れないようしっかり蓋を閉めましょう。冷蔵庫での保存期間の目安は約4日〜1週間です。長期保存したい場合は冷凍も可能ですが、オイルの質感や香りがやや変わることがあります。
冷凍したオイルを使う際は、自然解凍や冷蔵庫でゆっくりと戻すようにしましょう。急な温度変化を避けることで、具材の食感やオイルの風味を保ちやすくなります。保存中は異臭や濁りがないか確認し、安全に美味しく使い切りましょう。
アヒージョのオイルは再利用できる?

アヒージョの残ったオイルは、ただ捨てるのはもったいない調味料です。ガーリックの香りが染み込んだアヒージョのオイルは、トーストに塗れば香ばしいガーリックトーストに変身します。パスタの仕上げに使えば、一層コク深い味わいに仕上がるでしょう。また、マリネ液のベースやスープの香り付け、ピザ生地用オイルとしても活用可能。アイデア次第で、さまざまな料理に再利用できます。
まとめ|アヒージョを正しく楽しみ豊かな食卓を

アヒージョは、オリーブオイルの香りと具材の旨味を活かした、シンプルながら奥深い料理です。基本の作り方やポイントを押さえれば、誰でも簡単に美味しいアヒージョが作れます。オリーブオイルや具材の組み合わせを工夫して、自分好みの味わいを見つけてみてください。
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やち
2015年よりフリーランスとして活動中のWebライター。趣味は節約と旅行、レジャー。「いかにお金を使わずに最大限楽しめるか?」を考えながら、年数回の海外旅行を楽しんでいます。





